生活に多大な影響を与える。
「なんか物足りない!」
そう思った時は習慣のせいだ。
毎食、大盛りを食べていれば、
たいしてお腹が空いてない時でも、
大盛りでないと物足りないと感じてしまう。
毎日ビールを飲んでいると、
1日飲まなかっただけで無性に物足りなさを感じてしまう。
株やギャンブルで10万円儲かった時が続いたとすると、
1万円ぐらい儲かっても、儲かった気がしなくなる。
たばこを吸っているのに煙がないと、
物足りなさを感じてしまうとか。
本当に物足りないわけではないと思うんです。
でも習慣の問題で、
いつもそれをやっているから、
急にやらなくなると物足りないという錯覚を感じてしまう。
いい習慣なら物足りなさを感じることで、
いい力を継続できることになるけれど、
悪い習慣なら悪い習慣から抜け出せなくなる、
悪いスパイラルに陥ってしまう。
たとえば私の場合、いい習慣は毎日の日記の更新。
もう10年も続けているから、
夜遅く帰ってきて、「今日はしんどいからやめようかな」
という誘惑にかられることも多いんだけど、
やっぱり習慣になっているから、
書かないと気がすまなくて、
それで毎日更新が10年も続けていられる。
習慣による慣性の法則のいい例なんです。
一方、毎日ポテチを食べる習慣。
お腹がいっぱいとか空いているとか関係ないんですよね。
どんなに夕食たらふく食べても、
その後にポテチを食べないと、
いつもの習慣から物足りないと感じてしまう。
だからお腹いっぱいでも、
どんなに夜遅くても食べなきゃ気がすまないから、
ついつい毎日食べてしまう。
これ悪い習慣の慣性の法則。
結局、人って自分にどんなしつけ=習慣をつけるかで、
行動も気持ちも変わってくる。
本当に物足りないわけじゃないんです。
本当にできないわけじゃないんです。
結局、すべては慣れの問題。
慣れが自分の行動や気持ちを縛っている。
だから悪い習慣があったら、
それを治すにはしばらくぐっと我慢して、
それがなくてもいい習慣をつければいい。
逆にいい習慣をつけたかったら、
毎日課したことは必ずやるよう習慣づけていく。
するとしばらく経てば、
何も考えなくても自然に体が動くようになる。
自分にどんな習慣をつけ、
どんな習慣をやめるべきか。
自分のいつもの行動を見直して、
新しい習慣スタイルを身につければ、
毎日の生活が変わり、人生も変わると思う。
まあ私の場合、毎日ポテチを食べることは、
自分の精神衛生上の健康を保つ上でプラスになるので、
やめる気はないのですが(笑)
社会の一般的価値判断ではなく、
自分が何をしたいか、
何を重視するか、何を身につけたいかで習慣づけを考えればいい。