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選挙前に総理が変わる?!首相退陣論の無責任

7月に行われる参議院選挙前までに、
鳩山首相が辞任し、総理が変わる可能性が現実味を帯びてきた。
当の本人は断固として辞める気はなさそうだが、
政党支持率の急落ぶりから、
選挙に勝つために辞めされられる可能性は低くはない。

しかしもし辞めるとなると、
政権交代したのに自民党の愚かさを繰り返すことになる。
1年に1回もトップが変わってしまった自民党。
それに嫌気がさして民主党に投票した人も多い。

鳩山総理が早期辞任すれば、
どこかでわかっちゃいたけど、
「民主党も結局は自民党と同じか」という失望感は、
わっと広がるのではないか。

こうした国民の失望感が繰り返される最大の原因は、
与党議員の日和見主義(有利な方につこうと、形勢をうかがうこと)だと思う。

野党が総理は辞めろというのはわかる。
しかし与党議員は総理を辞めろというのは、
ある意味では自分の存在価値の否定につながる。

与党議員は同じ組織の一員として党内でトップを選んだわけだ。
そこでマニュフェストを掲げてその実現のために、
これまで政治を行ってきた。
与党議員はいい政治ができるよう、
トップである総理をはじめ、
大臣や内閣を最もサポートすべき存在のはずだ。

政治がおかしくなった、総理が悪かった、
総理は辞めろというなら、
その責任は与党議員にある。
そうならないよう、いい政治ができるよう、
サポートすべきは与党議員であって、
支持率が急落したのも、総理は辞めろという声が世論や野党から出るのも、
それをサポートできなかった与党議員の責任は重い。

つまりいい政治ができなかった同罪であるはずの与党議員が、
支持率が悪くなり、選挙に勝てそうにないから、
総理だけが悪い。俺は関係ない。
総理の顔を変えろというのは、極めて無責任な発言だ。

それは今回の民主党に限らず、自民党の時も同じ。
すべてを総理一人のせいにして、
トップの顔をすげかえれば、
自分たちの責任はまったくなく、
支持率が回復するだろうという極めて無責任な気持ちでいる。

プロ野球のヤクルトの監督が成績不振のため、
シーズン途中で辞めることになったが、
選手はそれについて、
自分たちが力を発揮できなかったのも一因と反省しているが、
それが当然と態度というべきだろう。
トップである監督も悪いが、選手も悪いわけで、
その責任を感じるのは当然のことだろう。

ところが政治家は違う。
自分たちはろくに活躍しなかったくせに、
人気が落ちてきたらすべてトップのせいにする。
そしてトップを変えれば国民から人気回復できると思っている。

でも結局はその繰り返しをしたところで、
総理を支える与党議員が頼りないから、
何度も何度も顔をすげかえるハメになるのだ。

野党から総理は辞めるべきだという声が出るのは当然だが、
与党から総理は辞めるべきだというのは、
自らの責任放棄といっても過言ではない。
総理に辞めろという与党議員は、
悪政を招いた責任の一端を感じ、
自分も政治家を辞めるぐらいの覚悟がなければおかしい。

組織のトップを裏切りというのは最低の行為だと思う。
言ってみれば戦国時代でいうところの寝返りだ。
大将として担いだからには、
大将が立派に戦い抜けるよう支えるべき家臣が、
あっちの方が強そうだから寝返っちまえと、
簡単に謀反を起すようなものだろう。
しかも劣勢になった原因は自分たちにあるにもかかわらずだ。

こんなことを繰り返しているから政治はよくならない。
人気が落ちたらトップを変えればいいと思っている政治家が多いから、
トップを真剣に支えないし、より政治が悪くなる。

足の引っ張り合いをし、権力闘争に明け暮れ、
目先の情勢でころころ変わる力なき政治家があまりに多いなら、
はっきりいって政治家なんて百害あって一利なし。
政治家なんていらないんじゃないか。

ネットもケータイもあるわけだから、
国民がすべての政策を国民投票で決めることも、
技術的には可能なわけで、
そうなれば国民だって「沖縄がかわいそうだ」と批判するだけでなく、
じゃあ対案は何にするのか選べといわれれば、
安易に批判だけしていられなくなるだろう。
私は政治家は必要だとは思っているけど、
今の日本の政治家のあり方では、
政治家なしにして国民政策投票の方が、
よっぽどもましな政治ができるのではないか。
国民だって対案なき無責任な批判もできなくなるし。

自分の組織のトップを支えない政治家があまりに多いから、
日本の政治は一向によくならないのだと思う。

by kasakoblog | 2010-06-01 00:03 | 政治

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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