美瑛7時間チャリの旅
2010年 07月 04日

「自転車?そりゃ、大変だ。
電動自転車なら坂が多い美瑛でもラクらしいけど、
ここに住んでいる者から言わせれば、
なんでわざわざ自転車でこぐのかわからないね~(笑)」
土日は北海道の美瑛へ。
丘が美しい景勝地。
土曜日は2時間、
日曜日は朝8時から午後15時まで自転車をこいでいた。
「自転車に乗る」というと、
駅まで送ってくれた宿のおじさんが、
不思議そうな顔をしていた。
「車で回ればラクちんなのに。
それに電動自転車1日借りると3000円するんでしょ。
2人ならレンタカー借りた方が安いし。
ツアーバスもあるからそれ利用してもいいんですよ」
今年の北海道は暑い。
6月に30度を超える日が何日もあったほど。
そんな暑い中、なぜわざわざ自転車で回るのか。
確かに住人なら「?」と思うのは当然だろう。
しかしその答えを自ら宿のおじさんが答えていた。
「美瑛の景色は美しいっていうけど、
美瑛ならどこも同じですよ~。
セブンスターの木だとか、マイルドセブンの丘なんて、
もう何十年も前にCMに使われたから、
今でも観光名所になってますけど、
別にそこへ行かなくても、
どこ行っても美瑛は同じような景色が広がってますから」
そう、だから私は自転車でめぐるのだ。
車やバスを使えば、名所となっている、
景勝地スポットを効率よくラクに回ることができる。
そこで降りて、記念撮影を撮り、
また次のスポットへ行って記念撮影を撮る・・・。
しかしそれではあまりにもったいない。
だってその途中の景色も素晴らしいのだから。
点の旅ではなく、線の旅。
名所となっている点と点の間にある、
名もなき素晴らしい景色を堪能するには、
徒歩や自転車などゆっくり線をたどれる移動手段がいい。
名所でなくてもいいと思った風景を見つけたら、
すぐに止まって撮影できる。
だからわざわざ自転車を使う。
宿のおじさんは自転車を使うかわからないといいながら、
名所でなくてもその間にある景色が、
素晴らしいことに気づいている。
そこに自転車でわざわざ旅する答えがある。
自転車でいいのは、
風を感じられること。
空を感じられること。
匂いを感じられること。
移動そのものがとても楽しい。
そんなわけで日曜日は7時間チャリをこいでいた。
でもそんなに疲れなかったのは電動自転車のおかげ。
美瑛には16年前にもチャリをこいだことがある。
16年前には電動自転車のレンタルなんてなかった。
だから美瑛の駅からカルビーの工場を登るはじめの坂で、
疲れてしまい、かなりしんどい思いをしたことがある。
でも今はそんな心配はいらない。
電動自転車なら急な坂道でも疲れずに登れる。
できるだけ旅は線の旅をしたい。
効率も悪いし、疲れるけれど、
手間と面倒をかけるだけの思い出ができると思います。
※ただしくれぐれも体に無理のないように
