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人生は山登りのよう

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この時期になると登山の遭難ニュースが増える。
場合によっては大きな事故になったりもする。

そんな時、山に登らない人は、
テレビに向かってこうつぶやくわけだ。

「わざわざなんで山なんか登るんだよ」
「装備ちゃんとしておけよ」
「天気が悪いんだったら辞めればいいんだよ」
「もともとその年で登るなんて無理なんだよ」と。

日曜日に3000mの山に登って思った。
山登りって人生のようだと。

山を登るには時間もかかるし体力も使う。
疲れるし、かったるいし、大変だ。
でも山に登って頂上にたどり着けば、
素晴らしい景色が広がっている。
だから人は「無謀」と言われようと、
山に登ってみたくなる。

山に登ったことがない人にはわからない。
頂上からの素晴らしい景色を。
今いる自分の景色で満足している。
だからわざわざ山を登る人をバカにする。
やめておけばいいのに。
ほれみたことか。だから失敗するんだと。

でもそれはとてもかわいそうな発言だ。
頂上からの景色を味わったことがない者は、
山の登らない限り、一生、その感動を味わえない。

まさに山登りは人生だなと思った。
頂上=目標・夢にたどり着けば、
素晴らしい景色が待っている。
一度、その感動を味わうと、
さらなる感動を得るために、
もっと高い山、今まで登ったことがない山を登りたくなる。

自分の実力はどの程度あり、
どのぐらいの山(夢)を登るべきか。
登る山を決めたらどういうルートで頂上(夢)をめざすか。
山に登るにはいろいろな道がある。
どこからどうやって登るのか。
それは自分の判断次第。

タイミングも重要だ。
晴れの日なのか雨の日なのか。
暑い日なのか寒い日なのか。
いつ登るかによって、
頂上に登るまでの苦しさが違うし、
頂上に上った時の景色も違う。

雨の日に強行して登ったところで、
せっかく頂上に上っても、
何も見えずに終わってしまうこともあるだろう。
いやもしかしたら頂上だけは晴れているかもしれない。

そんな時、今、山に登るべきか、
判断しなくてはならない。
その判断によって山登り=人生の感動も大きく変わっていく。

時には勇気ある撤退も必要だ。
しかし一度、登りはじめた山=夢を途中であきらめるのは、
とても難しい判断だ。
あきらめて違う山をめざした方がいい場合もあるし、
あきらめず頂上めざして強行した方がいい場合もある。

山登りって人生のよう。
どこの山にいつどうやって登るかは自分次第。
それと同じように、
生きていくなかでどこに目標を置き、
どのような方法でそれを実現するかは自分次第。
無数の選択肢から1つを選び取り、
その山にチャレンジしていく。
達成した時の感動を味わいたいがために。

そんなことを思いながら山に登っていた。
山に登ることは1つの目標=夢を実現すること。
だからかつて山登りは、修行や山岳信仰の場にもなったのだろう。
的確に状況を判断し、困難を乗り越え、頂上に無事にたどり着く。
その行為自体が人生で夢を実現するための準備運動みたいなもの。

どこの山(夢)に登るかは自分次第。
どう登るかも自分次第。
いつ登るかも自分次第。

でも山に登らない限り、頂上から見る感動は味わえない。

どうせ一度きりの人生ならば、
自分の山(夢)を見据えて、
頂上にたどり着いた時の感動を胸に、
一歩一歩、山を登っていってみてはどうだろう。

山登りは人生のよう。

by kasakoblog | 2010-08-24 01:49 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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