レギンス流行に見る女性のオヤジ化問題
2010年 08月 25日
そんなことより深刻な問題が、若い女性のオヤジ化現象だ。
若い女の子ともあろうものが、
女らしさを捨て、オヤジ化する傾向が年々強くなっている。
オヤジ化傾向の一つにレギンス(およびトレンカ)大流行がある。
レギンスやトレンカなんていうとおシャレに聞こえるが、
スパッツのことだ。
くるぶしから足の部分が完全に露出しているのがレギンス。
足の指先とかかとだけが露出しているのがトレンカである。
なぜレギンス流行がオヤジ化傾向なのか。
一言でいうなら、だらしなさが許される服装だからだ。
こんなダサイくて、おばさんくさいものを、
平然と履いてしまえること自体、
女性としての美しさへのこだわりを捨てた、
オヤジ化またはオバン化への始まりではあるが、
流行しているのは女性にとってラクだからだ。
レギンスを履けば、スカートを履いても、
パンツが見えないようにと気にする必要がない。
ようは多少だらしない格好しようが、
見えないからラクなのである。
こうしてパンストの売上は減少し、素足女性も減り、
一時期流行ったニーソックスもとんと見なくなった。
男性から見るとレギンスってほんとダサイ。
ダサイだけでなく、女らしさが急減する。
たった足先だけ肌がちょこっと露出しているだけで、
パンストと違って、「スカートのぞかれたって、
見えないから平気」という女性としての緊張感がなくなる。
服装のラクさ加減から、立ち居振る舞い、姿勢などが、
自然とだらしなくなる。
だから「オヤジ化」なのだ。
パンストでも素足でもニーソックスでもそうだけど、
スカートからパンツを見られてはいけないという意識が働くから、
立ち居振る舞いが女性らしくなる。
男性視点でいえば、そこに見えそうで見えないチラリズムが発生し、
そこにセクシーさ、女性らしさを感じるわけだ。
若い女性のオヤジ化現象はレギンスに限った話だけではない。
最近では女性の喫煙が結構目立ち、
酒を結構飲めるのも女性が多い。
この点はまさに男性の草食化傾向と対比的で、
最近は男性で、タバコは吸わないし、
酒もほとんど飲めないなんて人が多い反面、
若い女性がばかばか酒を飲み、タバコをぷかぷか吸う。
これもかつては考えられなかった女性のオヤジ化だろう。
女性らしさなんかより、
仕事で疲れてストレス発散をわっとしたい。
その証だろう。
女性がレギンスのようなダサイけどラクな格好をしたい、
酒やタバコを吸ってストレス発散したいという傾向は、
それだけ女性の仕事が男性並みになってきた証拠だと思う。
だから女性のオヤジ化現象は、別に女性が悪いというわけではなく、
時代の流れで致し方がないと思う。
男性並みに、男性と同じ仕事をしていれば、
ファッションなんかより機能的に動きやすいことが重要だし、
心身ともにストレスもたまる。
だからレギンスに走り、酒やタバコに走る女性が増える。
昔と違って仕事が力仕事、体力仕事だけでなく、
頭や気を使う仕事や、
接客、サービス業が増えてくれば、
当然、男性より女性の方が向いている職種が増えてくる。
女性の仕事負担が増えているから、
働いている間はオヤジ化せざるを得ない。
だってそうでもしないと、
仕事なんてやってられないって面もあると思う。
こんな時代だからこそ、
オヤジ化してない若い女性は、
他から際立って輝いて見えるだろう。
レギンスなんてダサイ服装せず、
昔ながらにちゃんとパンスト履くか、
若いうちだけのおシャレとして、
素足やニーソックスを履く。
パンツを見られてはいけないという意識から
そのセクシーさは増し、
男性からの視線を一際集めることになる。
別に女性のファッションが、
男性からモテるためだけにあるわけではないし、
自分のラクさを重視して、レギンスを履けばいい。
でももし女性らしさをアピールしたいと思うのなら、
男性からダサイ、オバサンくさいと思われたくないのなら、
レギンスはやめた方がいい。
別に無理してミニスカートを履けって話じゃなく、
あんなダサイ、中途半端な履物履くなら、
ズボンにするとかロングスカートの方が、
よっぽどもいい。
しかし今後もますます若い女性の、
仕事での精神面肉体面での負担が増えれば増えるほど、
レギンスみたいな、ダサイけど、
自分にとってはラクなファッションが流行るんだろうな。
まさにオヤジ化現象。
レギンスは履いてもいいが、
おシャレだと思っているなら、
それは勘違いだと言っておきたい。
※ちなみにレギンスを着てかわいく見える女の子もいると思うが、
それはどんな服装を着てもかわいく見える女の子だろう。
※私の独断と偏見の意見ですのであしからず