2010年 08月 26日
逆張りできない日本人
日本人のダメなところは、
順張りばかりで逆張りする人が少ないことだ。

みんなに右にならえばかりで、
自分の頭で考えて行動ができない。
だから社会の方向性が一方向に流れやすい。

そのため、ちょっとでも他人と変わった行動をする輩は、
変人扱いされたり、空気を読めないと糾弾する。
出る杭を打つ風潮もそうだ。
みんながやっていることが正しい。
みんながやっていることをやればいい。
それは何かを決断する際、とっても簡単な思考法だが、
そんなことやっているから、
日本社会は閉塞感に包まれ、成長できないのだ。
政府に成長戦略がないとかそんな問題じゃない。

例えば、昨今の株安と円高。
株安をどうにかしろ、円高をどうにかしろ、
株安で円高でどうにかしろと、
被害者ずらして騒いでいるバカな連中がいる。

こうした際にチャンスを物にしてきたのが外国人だ。
なぜなら外国人は逆張りできる人が多いから。

株安だから大変だではなく、
株安だから安値で買って儲けるチャンス。
こうして今まで外国人は、
日本人が株安で大変だと騒いでいる時に買い、
株が上がってきて「お、景気回復して日本は調子いいぞ!」
と思って安心して、国内投資家が株を買い出したタイミングで、
さっさと売り抜けてボロ儲けし、
外国人が売り抜けて株価が下落し、
バカを見るのは決まって日本人という、
どうしようもないことを繰り返してきて、
今もまた繰り返そうとしている。

みんなが株安だと騒いでいる時に、
買う勇気がある人だけが儲けて、
株が上がってきて、
みんなが買い出したから買うという人は損をする。
これが順張りリスクだ。

何も投資の世界に限った話ではなく、
日本人の思考の中には、
順張り志向=みんなと同じが染み付いている。

ファッション1つとってもそうだ。
昨日はやや偏った意見としてレギンス批判をしたが、
流行しているからみんな突然履き出す。
でもファッションって個性の魅力を引き出すものと考えれば、
みんなが履いているからではなく、
自分に合うから履く、
逆にみんなが履いてないから目立つから履く。
それがファッションじゃないかと思うわけです。

自分の頭で考えて、自分にとってその格好がいいと思えば、
その格好をすればいい。
いくらそれが他人と違っていようが、
みんな顔も体格も違うのだから、
ファッションが十人十色であるのが当然なわけだ。

ところが日本人ファッションの恐ろしいところって、
みんなが流行っているものを一斉に着だして、
みな同じように見えて個性がない。
茶髪が大流行した時に、黒髪のままの人が新鮮に見えるとか、
そういうことが起きる。
明らかにあんたには合ってないだろう、
って人までみんなのマネして同じ格好をする。
完全に順張りの思考なのだ。

もちろんあえて他人とは違って奇異なことをして、
自分には合いもしないものを着るのは、
逆張りであっても意味がない。
でもみんなが大流行しているからこそ、
流行っていないもので自分に合ったいいものを見つけ出す、
そういう逆張り思考が少しはあってもいいと思うのだ。

逆張りをすることはリスクを伴う。
順張りなら失敗しても許される。
だってみんな失敗するから。
私だけじゃないんだと納得することができる。

しかし逆張りして失敗すると、
「おまえ何やってんだ!」
「だからみんなと一緒にしておけばいいのに」
と言われかねない。
そう言われるのが怖くて、
逆張りをやめて順張りしてしまう。

流行商品が出ると、
すぐ二番煎じ、三番煎じ、四番煎じが出て、
市場を食い合い、そのためすぐに飽きられ、
ビジネスの上で失敗してしまう。
これもまた順張り思考のなせる技だ。

逆張りするには自分の頭で懸命に考えなければならない。
頭で考え、ひねり出した結論に、
説得力と自信がなければならない。
しかも失敗するかもしれない。

だからみんなラクな順張りして、
一蓮托生、みんな同方向で、
バブルを招いたり、不況を招いたりと、
極端な状況を招いて、
自分たちの首を絞める結果になる。

もうちょっと日本人に逆張り思考が身につけば、
経済も社会も政治ももっと多様になり、
奥行きの深い、豊かな社会になるんじゃないかと私は思う。


by kasakoblog | 2010-08-26 20:49 | 生き方


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