自分がいるところが世界の中心
2010年 10月 03日
無事に日本に帰国しました!
「オーストリアとフランスに行ってほしい」
今回の旅は出版社の編集者のこの一言から始まった。
当初、イタリアへ行くつもりで、
イタリアのガイドブックを購入し、
ジェノバから南下したあたりの、
海岸沿いにある美しい街並みを撮影しようと思っていたが、
この一言で行き先を変更。
しかしオーストリアとフランスって結構離れてるよな・・・。
飛行機を使えば簡単だけど、
ヨーロッパなのだから陸路でつたっていきたい。
オーストリア・ウィーンin、フランス・パリoutで、
夏休み11日間で行けるのか。
こうして数ヶ月前からルートを探索。
ヨーロッパの鉄道時刻表と、
オーストリア、フランス、ドイツ、
スイス、ルクセンブルク、ヨーロッパのガイドブックを購入し、
ウィーンinーパリoutのルートを決定した。
ウィーンからパリまで、
できるだけ多くの街を撮影しながら、
果たしてたどり着けるのか。
机上の計算では行けるはずだが、
旅にトラブルはつきもの。
こうしてウィーンからパリまで約1000kmの旅が始まった。
11日間、約17都市。

ウィーン(オーストリア)

ザルツブルグ(オーストリア)

インスブルック(オーストリア)

ハル(オーストリア)

フェルトキルヒ(オーストリア)

クール(スイス)

チューリヒ(スイス)

バーデン(スイス)

ルツェルン(スイス)

エンゲルベルク(スイス)

コルマール(フランス)

セレスタ(フランス)

ストラスブール(フランス)

フェルクリンゲン(ドイツ)

メッス(フランス)

ルクセンブルク(ルクセンブルク)

そしてパリ(フランス)。
最終目的地パリに9日目にしてたどり着いた時、
なんともいえぬ開放感があった。
ルクセンブルクから電車で2時間、
パリ東駅に到着し、街を出た。
やっとパリに着いた!という達成感の後、
こみ上げてきた感情は、
「ここはパリなのだろうか?」という浮揚感だった。
ゴールのパリに着いたのに、
毎日のように国が変わり、街が変わる旅をしていたせいか、
ここは「ゴールのパリ」ではなく、
旅の途上の次なる通過点にしか思えなくなってきた。
このパリからまた四方八方に各都市に行ける!
ゴールしたのに新たなスタート地点みたいな、
そんな高揚感がこみ上げてきた。
そして思った。
ここがパリだろうがルクセンブルクだろうが東京だろうが関係ない。
自分が今いる場所こそ世界の中心なのだと。
だから今どこにいるかなんてたいした問題ではない。
常に今いる自分の場所が世界の中心。
そう思ったら大げさな言い方だけど、
人生が軽くなった感じがした。
場所はたいした問題ではないのだ!
世界をめぐっても、住所を転々としようと、
どこに逃げようとどこに憧れようと、
自分の目の前に見える景色が世界そのもの。
場所がどこであろうが、
何をするかはすべては自分次第。
結局すべては自分次第なのだという当たり前のことに、
11日間旅をしてパリに到着してわかった。
生まれ育った環境や場所のせいにする人がいる。
確かに場所に縛られてその人の人生は大きく左右される。
しかしどこに行こうが自由だし、
どこに行こうとも自分は変わらない。
そのことに気づいた時、
人は自分の人生を環境や他人のせいにすることなく、
自分で引き受ける覚悟と自由を手に入れるのではないか。
今、私は日本にいる。
ただそれはたいした問題ではない。
どこにいようが、そこで自分が何ができるか。
きっと人生はそれ次第なんだと思う。
そんなわけでまた今日から、
居を日本に移して毎日日記を更新していきたいと思います。
Everything is kasako-world
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