100年に1度の危機は2012年です

今、世界経済はすごいことになってます。
アメリカがドル紙幣をヘリコプターで、
世界中にバラまいているからです。

なぜこんなことするのか。
簡単なことです。
2008年の金融危機により、
未だに景気が本格回復できないアメリカは、
景気を回復させ、デフレを脱却するには、
ドル紙幣を刷りまくって市場にまいてしまえばいい、
と考えたからです。

この大規模なドルバラマキ政策(量的緩和政策)によって、
今、世界中のギャンブル市場が活況を呈し始めました。
金(キン)、原油、商品、新興国株、日本株に至るまで、
上がりまくっているのです。

世界経済を牛耳る世界の基軸通貨のドル紙幣が、
世界にあふれれば、
その余った金でみんな投資(ギャンブル)するわけです。

しかし小学生のこども銀行じゃあるまいし、
大量に紙幣をすれば、そりゃ、紙幣の価値が低くなるわけだから、
いろんな物の値段が上がるに決まっている。
もちろんその中でもギャンブル=投資商品は軒並み上がる。
そして株価が上がって、インフレになれば、
景気が回復できた!なんてアメリカのお偉いさんは、
マジで思っているということです。

しかし今まで何度となくこの失敗を繰り返してきた。
ITバブル崩壊により株価が下がりまくった時も、
アメリカは金利を引き下げることで、
市中にお金をバラまいたことで、
サブプライムローンという住宅バブルと、
資産価格が上がった住宅を担保に、
借金しまくって消費するという消費バブルを生んだ。
それによって世界は2005~2007年まで、
空前の世界同時好景気を生み出し、
あらゆるギャンブル市場もバブル化した。

しかしこれはイカサマ、見せかけの、単なるバブルだった。
金をバラまけば金がいっぱいあるように見えて、
景気が回復しているように見えるけど、
別に新たに仕事が増えたわけでもなんでもない。
こうしてイカサマバブルは2007年の、
サブプライムローン危機で陰りを見せ、
それに追い討ちをかけるべく、
ギャンブル市場を煽っていた投資銀行という名の、
ギャンブルの胴元の1つ、リーマンブラザーズ破綻により、
金融危機が勃発し、
イカサマバブルが瞬く間に崩壊。
ギャンブラーたちは現金こそ最も価値がある資産だと考え、
株や金や原油や商品や住宅を売りまくり、
世界同時株安を招いたのだった。

まさに今、それと同じことが起きている。
景気が悪いから国が借金して金をバラまけばいい。
金をバラまけば短期的には金持ちになるかもしれないけれど、
それは何の仕事も何の商品も何の産業も生んでいないのだから、
崩壊するのは当たり前の話。

こうして国が借金をして金をバラまいて、
景気を回復させればいいという間違った考え方により、
ヨーロッパではギリシャをはじめ、
アイルランド、スペインなど、
財政悪化による国債暴落と増税による財政再建により、
経済がズタズタになって欧州ソブリン危機が勃発しているわけです。

当たり前の話だけど、
国が無尽蔵に借金したり紙幣を刷ったりすれば、
経済がおかしくなるに決まっている。
ところが目先の景気回復のために、
ひたすらツケを将来に先延ばしにし続けてきて、
ついに世界は借金でクビが回らないところまできてしまった。

しかしこのイカサマはヨーロッパのような、
普通の国では通用しないが、アメリカは平気でできる。
なぜならアメリカが基軸通貨だから。
アメリカは基軸通貨だからどんだけ紙幣を勝手に刷ろうが、
アメリカ自体は破綻しない。
ギャンブルの総元締めだかみんな価値がなくても、
ドル紙幣を使わざるを得ない。

しかしもうそれも限界にきている。
新興国が台頭してきて、
アメリカ胴元によるギャンブル市場は、
ルールが胴元に有利にできていることに嫌気がさしているからだ。

実際、アメリカイカサマ胴元から抜け出そうと、
イラクのフセイン大統領が、
石油の取引はドル紙幣ではしたくない、
ユーロでしたいなんて言い出した。
だってドル紙幣はアメリカの都合で、
バンバン刷られちゃう、こども銀行のおもちゃ紙幣みたいな、
無価値なものと気づいちゃったから。

だからアメリカはありもしない兵器を隠し持っているとかいって、
フセインを叩き潰した。
ドル紙幣を使わないでギャンブルされたら、
アメリカの錬金術は破綻してしまうからです。

こうして軍事力に物を言わせて、
世界各国にドル紙幣でないと、
世界ギャンブル市場で物が買えないと脅してきた。
だからドル紙幣をバラまいても、
なんとかやってこれた。

しかし金融危機というとんでもないショックが起きたのは、
ある意味ではアメリカのイカサマ錬金術の限界が露呈したともいえる。
しかしそのショックを再びイカサマ錬金術で乗り切ろうというのだから、
これはもういつか爆発して大変なことになりますよという話。

金融危機前に世界バブルが起きたのは過剰流動性のせい。
過剰流動性とは世界に金があまりまくっている状態。
アメリカをはじめ景気回復するために、
市中に金をいっぱい供給したせいで、
原油や商品などがギャンブルの対象になり、
そのせいで価格が高騰し、
後進国で食糧が買えないという、
異常事態も発生したが、
あっけなくそのバブルは崩壊し、価格は元に戻った。

ところがまたアメリカが過剰流動性を提供した。
だからまた原油や商品価格が高騰している。
2~3年前のように、日本でも軒並み、
外食産業の値上げが起きたように、
過剰流動性のためにギャンブルの対象となり、
実際に必要な需給の値段を超えて価格が高騰し、
世界経済に大混乱を巻き起こす、
その愚が今繰り返されている。

そんなわけで最近から来年ぐらいまでは、
株やら原油やら不動産やら商品やらが、
軒並み高騰するだろう。
そしてそのバブルは崩壊し、
今度こそ恐ろしいほどの100年に1度の危機が到来する。

今まさにそんなことが起きているということを、
頭の片隅に覚えておくとよいでしょう。

多分2012年か2013年あたり、
再び世界は「100年に1度の危機」を大騒ぎし、
世界恐慌だと騒いでいる可能性がある。

しかしそれはいいチャンスでもある。
もはやアメリカのイカサマ経済システムは限界に達し、
今度起きる危機は、新たな健全な世界経済システムが生まれる、
最大のチャンスでもあるのだから。

本当は2008年の金融危機でアメリカ体制を見直すべきだったが、
先延ばしにしてしまったため、
今度はもっとひどい後遺症と被害が訪れると思う。

私たちはそんな動きに対して、
何の対処もできないかもしれないけれど、
そういうことが起きる可能性があるということを、
今のうちから知っておくだけでも、随分と違うと思います。

そしてもう1つ。
このように世界経済が破滅的な状況になった時、
最も流行しやすいのが戦争主義です。
財政危機、長引く不景気、増税による国民不満など、
あらゆる問題を一挙に解決できるウルトラC、それが戦争。

実際にアメリカは不景気になると、
テロをやらせて戦争を仕掛けて、
戦時経済で景気を回復してきた。

世界恐慌後の世界各国もそう。
他国を侵略する戦争を作り出すことで、
息詰まった経済が回りだし、
国民の仕事が大量に生まれる。

しかしそれはもうご存知の通り、
戦争によって景気が回復したところで、
景気を回復するための代償として、
自分の命を差し出さなければいけないのだが。

非常にきなくさい世の中になるかもしれない。
通貨安戦争でも問題が解決できなければ、
本物の戦争をせざるを得なくなるかもしれない。
国民の熱狂とマスコミの偏向報道が手助けして。

by kasakoblog | 2010-11-23 21:25 | 金融・経済・投資

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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