年賀状を出す意味を考え直したい
2010年 12月 23日
儀礼事項だからと仕方がなく年賀状を出すのって、
お金の無駄、時間の無駄だと思う。
何のために出すのか。
誰に出して、誰に出さないのか。
何を伝えたくて出すのか。
その辺の意味づけをしっかりしていないと、
ほんと無駄な作業で終わってしまい、
もらった方も特に印象なく、
いつか捨てられるだけで終わってしまうだろう。
どうせ出すなら、しっかり出す意味を考えて、
絵柄や文言を考えて出したい。
・毎日会っている人、ご無沙汰している人
年賀状は普段お世話になっている人に出す、
という感謝やお礼の気持ちがあると思う。
でもどうだろう?
仕事でもプライベートでもそうだけど、
しょっちゅう会っている人に出す必要あるだろうか?
「出さないと失礼だ」
と思う人には出した方がいいかもしれない。
でもそれ以外はどうだろう?
別にメールでもいいし、
あえて年賀状出さなくても、
新年会でもやるとかで、
感謝の意を表す方がよっぽどいいんじゃないか。
私が変だなと思うのは、
しょっちゅう会っている人には年賀状を出し、
もうすっかりご無沙汰している人には、
「もういいか」と年賀状を出すのをやめてしまうこと。
えっ?どうして?
と思う。
ご無沙汰している人こそ、近況を互いに知らないわけだから、
年賀状を出すべきじゃないか。
仕事なんか特にそう。
毎日電話やメールしている人なんかに出すより、
すっかり最近は取引のない相手先に年賀状を出す方が、
「そういえば昔、こんな会社と取引してたな。
ちょっと見積もりでもお願いしてみようか」
なんて年賀状がきっかけで取引が再開されるかもしれない。
にもかかわらず、そういう先から年賀状を送るのを辞めてしまう。
なんともったいないというか、
年賀状の意味ってことがわかってないんじゃないかなと思う。
プライベートでもそう。
しょっちゅう会っている人なら、
結婚したとか子供が生まれたとか、
そんなことは年賀状でお知らせされなくても知っている。
むしろ1年に1回しか会わない人とか、
年賀状でしかやりとりがない人にこそ、
年賀状を送って近況を伝えるべきじゃないか。
しょっちゅう会っている人に年賀状出すなら、
ご無沙汰している人にこそ年賀状を出すべき。
年賀状って1年に1度だけ、
ご無沙汰している人に、
唐突でなく自然に近況を伝えられる、
有意義なツールだと思うので、
ご無沙汰にこそ使ったらいいと私は思う。
・儀礼的内容で手書きが一言もなし
「あけましておめでとうございます、
今年もよろしくお願いします」
印刷された儀礼的な挨拶だけ。
しかも絵柄は何の意味もない干支。
それでわざわざお金と時間かけて、
年賀状出す意味あるの?って不思議に思う。
そんな年賀状って1秒か2秒見られて、
それで終わってしまう。
そしてもう印象に残らない。
そんなんだったらメールでも十分じゃないかとか。
メールではなくわざわざ紙代、印刷代、郵送代かけて、
年賀状を出すのだから、
儀礼的な挨拶だけでなく、
一言でもいいからその人へのメッセージを加えるだけで、
自分の近況を一言加えるだけで、
もらった方としてはぐっと距離が近くなる。
あとは絵柄。
干支の絵柄って何の意味があるんだろう。
どうせだったら会社のオリジナリティなり、
個人のオリジナリティがわかる絵柄を使いたい。
その方が相手に近況が伝わるし、親近感がわく。
そしてできれば出す相手によって、
出す年賀状の絵柄は変えたい。
子供が生まれたことを知っている人に、
子供が生まれました写真を掲載しても仕方ないし、
相手によって文言も絵柄も効果的なものに変えたい。
ありきたりの絵柄、ありきたりの文言だけで、
ただ義務的に年賀状をまくのなら、
そんな年賀状、誰もろくに見ないで捨てられちゃうんだから、
それだったらメールで十分。
わざわざ年賀状で出すのだから、
文言や絵柄にこだわりたい。
・・・・
これから年賀状を書くという人、
誰に年賀状を送ろうか迷っている人は、
ぜひメールもある時代の年賀状の意味を考え直して、
どんな内容で誰に出すのか、
考え直してみるとよいと思います。
・・・・・下記2010年12月の話・・・
ちなみに私は今年(2010年)、もうご存知かと思いますが、
年賀状ではなく16Pの冊子を配ることにしました。
年賀状1枚では伝えきれないメッセージがある。
見て欲しい写真がいっぱいある。
多くの人が年末年始の休みで時間がある時に、
配るものなのだから、
ぺらっと年賀状1枚だけでなく、
「へぇ~こんなことしてるんだ~」
「この写真おもしろい!」とか、
この冊子をきっかけに、
少しでも“世界”が広がってほしいなと思い、
冊子を配布することにしました。
すでにかさこマガジンは完成しておりますが、
12/26、27の土日で配送作業をしたいと思ってますので、
もうしばし届くのをお待ちいただければ。