つぶやきかさこ300回記念
2001年 01月 01日
世界各地を旅するかさこさんのホ-ムペ-ジ「かさこワ-ルド」の、
毎日更新「つぶやきかさこ」コ-ナ-が、本日でめでたく300回を迎えました。
今回はつぶやきかさこ300回記念として、
「ホ-ムペ-ジ・毎日更新の秘密に迫る」と題し、かさこさんに突撃インタビュ-しました。
では、その真相にに迫るインタビュ-を開始したいと思います。
<1>つぶやきかさこのコ-ナ-はどうして始まったんですか?
ホ-ムペ-ジが完成したのが2000年2月21日。
友達に完成したので見てくれとメ-ルをしたところ、こんな感想を送ってきた人が何人かいたんです。
「またちょくちょくホ-ムペ-ジをのぞかせていただきます」
僕はホ-ムペ-ジが完成した時は、更新することは全く考えていなかったんです。
でもホ-ムペ-ジっていうのは、ちょくちょく更新するものなんだと、その感想を聞かされて気づかされた。
当分、旅行にもいかないし、仕事が始まったら大幅に更新することもできないし、
でもちょくちょく見にきてくれたのに、前と同じじゃつまらないし・・・。
そこで自分の思ったこと、感じたことを書くこのコ-ナ-を思いついたんです。
はじめは1週間に1度ぐらいの頻度で更新するつもりが、どうせやるなら毎日やろう!ということで毎日更新になったんです。
つまりホ-ムペ-ジを作った時は、毎日更新するなんて思いもよらなかったんです。
<2>「つぶやきかさこ」というコ-ナ-名の由来を教えてください。
ホ-ムペ-ジを作っていた時、4ヵ月旅した26冊のノ-トの読み返しと、原稿化の作業をすすめていたんですけど、
そこに「つぶやきかさこ」というタイトルのメモがあったんです。
中国を旅していた時のこと。中国バスのひどさに僕は一人でぶつぶつ文句を言ってたんです。
いつになっても出発しない。乗客はたばこの灰、ペットボトル、果物のくず、つば、たんなど、平気でバスの中に捨てる。
やっと出発したと思ったら、意味のないところで何分も停止したりと、もう文句を口に出さなければ収まらなかった。
そんな自分の姿に、ふと「こりゃあ、つぶやきかさこだな」と思ったわけです。
自分が生活していて感じていたことをそのままストレ-トに語っていこう。
ということでこのコ-ナ-名を「つぶやきかさこ」にしたわけです。
<3>ネタは尽きないんですか?
よく聞かれる質問です。
毎日何でもいいから何かを書く、ということは非常に難しいことですよね、きっと。
でも僕は今のところ、いっぱい書きたいことがあってネタが尽きる心配はなさそうです。
というより、いっぱい書きたいことがあってほんとは「タブルつぶやきかさこ」にしたいぐらいなのですが(笑)、
そんなに毎日、多くの量を書いても読む人の方がかえって大変だろうということで、1日1回にしているんです。
ホ-ムペ-ジを作る前から、僕は毎日「ネタ帳ノ-ト」を持って歩いて、
何か思いついたことがあったらそこに書きとめるという作業をずっとしていました。
1999年なんかも半年で25冊。(そのあと旅行で26冊)
そういうことを今も続けているので、ネタが尽きるということはないですね。
3年前から携帯ワ-プロを持ち歩いているので、最近はノ-トに書かず、
そのままつぶやきのネタとして、ワ-プロに打ち込むということもしてます。
今の現状から言いますと、いっぱい書きたいネタはあるんだけど、書く時間がおいつかない感じ。
金融道も、旅行の話も、ラ-メンのコ-ナ-も、書評のコ-ナ-ももっと書きたいんだけどなあ。
当分ネタが尽きることはないと思いますのでご安心ください。
というより何でもネタにしちゃうみたいですね、最近は(笑)。
<4>300回を振り返ってみていかがですか?
今までネタ帳ノ-トに眠っていた文章を発表する場ができたことが、すごくうれしいです。
一人でいくら書きためていても、やっぱり誰かに読んでほしいわけで、
特に時事問題などは、時がたってしまったら意味のない文章になってしまう。
新聞の社説のように、リアルタイムですぐ発表できるのはありがたいことです。
またこのつぶやきコ-ナ-のおかげで新たな試みもできました。
企画としては非常におもしろかった「ビュ-テイフルライフ」。
今まで男女の恋愛物など書いたことがなかったので、はじめての経験でした。
もう一つは「作家先生の大冒険」。
フィクショナルな短篇小説で、これもつぶやきコ-ナ-があったからしたはじめての試みでした。
さすがに仕事が忙しいと、この種の書き下ろし連載作品を書くのは難しいです。
そういう意味でも非常に貴重な作品だと思います。
<5>毎日更新することは大変ではないですか?
毎日更新することは、「大変」というより楽しみで仕方がなかったこの1年でした。
(そうでなければ毎日なんてやってられないでしょう)
今日は何を書こうか。今日はどんな話を載せようか。
新しい企画コ-ナ-はないだろうかとか、いろんなことを考えながらやっていたので楽しかったですよ。
そして何よりうれしいのが、書いたつぶやきに対して感想や意見が返ってくること。
これが大きな支えになってるんです。
自分の書いたものを読んでくれる人がいて、その人がこんな風に思ったんだとわかることがすごくうれしいです。
非常に励みにもなります。
この前、ある人からこんな感想を言われました。
「たいして読んでる人いないのに、毎日よく書いてるよなあ」
毎日のアクセスは10~30。その数の中で毎回つぶやきを読んでいる人は確かに少ないかもしれない。
それでも毎日読んでくれている人もいて、たまにだけどのぞいて読んでくれる人もいる。
どこかで誰かが見てる。
だから僕は毎日書くんです。
もっと多くの人が読んでもらえるように、毎日欠かさず更新する。
それがひょんな形で実を結ぶことがあるかもしれない。
今、僕ができる唯一の発表の場から、いろんな形で輪が広がっていけばいいなと思っています。
ぜひ、21世紀も、つぶやきかさこをよろしくお願いします。
<6>インタビューアーより
以上、かさこさんより、つぶやきかさこ300回記念特別インタビューをお送りしました。
インタビューアーは、ミラーが務めさせていただきました。
「継続は力なり」ーそんな言葉が私の中に響いています。何かを毎日続けること、それは非常に難しいことだと思います。
しかしそれを大変ではなく楽しいと語るかさこさんの心には、多くの人に伝えたいメッセージがいっぱいつまっているのでしょう。
私を含めたつぶやきの読者は、そのメッセージに対してどんな想いを描くか。
その想いがいろんな形で同心円状に広がっていくことが、きっとかさこさんの狙いなのでしょう。
かさこさんからのメッセージに対するリアクションをしていくことが、
つぶやき読者からのかさこさんへのプレゼントになることでしょう。