デンジャラス・ジャポン
2001年 02月 02日
安いものとなると、当然、日本の航空会社ではなく、外国の飛行機になる。
ガルーダインドネシア航空だとかトルコ航空だとか中国西方航空だとか。
そんな飛行機に乗っていくというと周囲から「大丈夫なの?」と懐疑の目を向けられる。
しかし日本の航空会社=安全で、発展途上国の航空会社=危険という図式など成り立たないことが明白になった。
信じられない日航機のニアミス事故の発生で、いかに日本の航空会社が杜撰であるかが白日の下にさらされた。
わずか10mまでの異常接近。
管制官の便名間違い。
これで日本の航空会社が安全だと言い切れる人間が何人いるだろうか?
さらにこの事故でひどいのは、事後経過だ。
事故の当事者である機長が事情聴取にも応じず、会社にも話をしない。
こんなひどいことが罷り通る国など、ろくなもんじゃない。
応じない理由を、労使間の対立だとか機長の権利だとかわかのわからんトリックで誤魔化しているが、
常識的に考えれば、労使が対立しようがしまいが、組合がどうの弁護士がどうのと言う前に、
乗客乗員にケガ人が出ている事実の前にして言い訳をしている理由はないはずだ。
別に機長が事故の全責任を負えと言っているのではなく、
再発防止のために今回の事故を徹底して原因を分析する必要があるのではないか。
もし機長が話に応じないのなら、即刻そんな輩は乗り物の操縦権利をすべて剥奪した方がよい。
2年前には札幌行きの国内線がハイジャックされ、あわや大惨事という事故も起こっている。
その時も、問題になったのは航空会社の杜撰な管理体制だった。
そもそも不透明な料金体制からおかしいのだよ。
こんなひどい日本の航空会社には自分の命のために乗りたくないな。
国内は電車。海外は外国の航空会社。
高くて危険な日本の航空会社を利用するほどバカなことはないと、
今回の事故で改めて思い知らされた。