無賃タクシー
2001年 03月 03日
夜も遅く、また一人ではなくもう一人会社の人といたので、
タクシーを使って初台から中野まで行き、届け物が終わったら高円寺に行って食事をしようということになった。
初台から中野までで1500円のメーター表示がされていた。
取引先に届け物をしてすぐタクシーに戻る予定だった。
しかし意外に話が長引いて20分ぐらいその会社にいた。
タクシーの運転手怒ってないかな。もしくはえらい待ち料金取られているのではないかなと心配していた。
これだけ時間がかかってしまったなら、いっそのこと、タクシーをまいて、
電車で高円寺に行ってしまった方が良いのではないかなどと、良からぬことを考えていた。
ところがいざ外に出てみると、待っているはずのタクシーがいないのである。
長時間待たせていたので、車をずっと道路に停めておくわけにはいかなくなって、
どこかぐるぐる回ってるのかなと思ったが、路駐してても問題はなさそうな場所なのだ。
「どうしたのかな」と先輩と首をかしげていた。
しかしタクシーが一向に来る気配はない。
でもだからといってしらばっくれて行ってしまって、たかだが1500円程度で無賃乗車扱いされるのもいやだし、
と思っていたが、待っていても来そうな気配が全くないので、駅の方面に向って歩いて、
結局は一銭もお金を払わず、初台から中野まで乗せてもらったことになってしまった。
どこか後味が悪く、罪悪感を感じながらとぼとぼ歩いていた。
「きっと、もっと長距離行くお客さんに声掛けられたんじゃないか」
などと都合のいいように解釈して、それは一件落着させた。
しかし、一体タクシーはどこへ消えてしまったのだろう?
