ウズベキスタン写真展
2001年 04月 01日


会社宛てにウズベキスタン写真展の案内状が来ていた。
「ウズベキスタン」という言葉に懐かしさを覚え、機会があったら行ってみようと思った。
僕はウズベキスタンには99年冬に1週間ほど滞在していた。
プロの写真家による写真で、自分の旅したウズベキスタンを再確認するとともに、
自分の知らない「ウズベキスタン」を見てみたいと思ったからだ。
写真展の場所は新宿、かつ入場無料ということで、気兼ねなく行ってみた。
撮影者は萩野矢慶記氏ということで全く知らなかった。ところがプロフィ-ルを見てびっくり。
「海外旅行の写し方」という本を僕は持っていたのだが、その著者だったのだ。
「世間はどこかでつながっている」社会人になってから特にそう思うようになった。
写真展の方は、正直言ってたいしたことはなかったというのが率直な感想だった。
30枚ほど飾られている写真は、どれも素人でも撮れるような写真ばかりなのだ。
「何を根拠にそんなことを」と思うかもしれないが、
そこに展示された中の2枚の写真は、僕が撮った写真と全く同じ構図だったのだ。
プロの写真家が撮った写真の構図が僕の写真と全く同じ、それも2枚あるなんて。
僕は、プロの写真家には3つの側面があると思う。
1.素人が見たこともない決定的瞬間や秘境の地を、カメラに収めること。
2.素人がその風景を見ていながら、そこにカメラを向けることができなかったものを写し撮ること。
3.もう1つあげるならば、素人がよく撮る写真を大型カメラで高価な機材を使って、美しく撮ること。
最後の3だけというのは、どこにでもいるカメラマンである。
1ないし2ができる人が、プロの写真家、または作家と呼ばれる人ではないだろうか。
何点かいいなと思う写真はあった。
朝日が立ち昇るサマルカンドの町並みや、夕日に照らされ、普段見せないような表情の青の広場。
この2点はいいなと思ったが、あとはまあ普通の写真だった。
なぜそれで写真展が開けるのかといえば、きっと「ウズベキスタン」という珍しい場所であったからだけだと思う。
藤原新也のような天才的な写真家の写真展と比べたらあまりにかわいそうだが、
僕が撮った写真と全く同じ構図のものが2枚もあるとはなあ。
せっかくプロの写真展を見ることによって、ウズベキスタンへのイマジネ-ションを広げようと思ったのに。
