3世代家族の効能
2001年 03月 23日
「旦那様のお給料だけで生活費と子供の養育費を出せない場合。
だからといって旦那様の給料だけでやっていかれるようになるまで待っていたら子供産めなくなっちゃいます。
これで、女性が働くから子供を産まなくなって少子化になったといわれても困ります。
この悪循環が無くならない限りは、解決できない問題ですね。かさこ総理、どうにかなりませんか?」
ライオンさんのご意見に、早速かさこ総理がお答えいたします。
旦那の給料だけでやっていけない、今の日本の経済システムがおかしいわけです。
旦那の給料だけでやっていけない最大の原因は、信じられない高額な土地代・家代のために住宅ローンが家計を圧迫していることです。
30年もの長きにわたって、年収の何倍もの借金を背負わないと家が買えないなんて、こんなバカな話はない。
日本がいかにGNPでは世界でナンバーワンになろうが、一般市民が「豊かさ」を感じられない大きな原因となっています。
土地が高いのがすべての諸悪の根源なんです。
そこで提案したいのが、3世代家族の居住提案。
家計を圧迫している住宅費を減らすためにはどうしたらいいか?
考えてみたら、親でもおじいちゃんの世代でも土地と家を持いれば、
そこにずっと代々住んでいけば、この世から家賃も住宅ローンも消えてなくなるわけです。
そうなると今みたいに懸命に働く必要はない。
住宅費が全くかからなければ、極端な話、旦那がアルバイトだけでも生活できるはずです。
そうなるためには、企業における転居を伴う転勤の廃止。
さらに学歴社会の完全廃止により、進学のために子供が家から外に出ていく機会を減少させる。
こうなると「家」からの人の流失が防げる。
3世代で住み続ければ、基本的にこの世から住宅費による家計の圧迫はなくなるわけです。
今更「3世代家族の提案」など古臭いかと思うかもしれないが、
もし3世代で住めば、住宅費が浮いてバカみたいに働かなくて済むだけでなく、様々な波及効果を生む。
家族が一緒に住めば、老人や子供を大金払って他人まかせに世話してもらう必要はなくなるし、
離婚だ不倫だとかいった夫婦間の問題も、さらにその上の世代がいることにより、未然に防げる可能性が出てくる。
こうして家庭がしっかりしてくれば、社会は乱れない。
今起きているほとんどの社会問題は、3世代家族で住むことにより解決する。
「3世代家族の提案」。
古臭いかもしれないが、未だにサザエさんが人気があるのは、
日本人の心のどこかに、家庭のユートピアとして3世代家族像が根強くあるからではないだろうか?