託児所
2001年 03月 22日
マスコミはこぞって、託児所の保育士不足や営利主義を批判していた。
確かにマスコミの言う通りだ。
しかしこの事件で僕が驚いたのは、わずか4ヶ月の赤ちゃんをお金を払って他人に預ける、無神経な親がいるということだ。
はっきりいってこれほどまでに託児所が盛況だとは思わなかった。
託児所に自分の子供を預ける親がいかに多いかという浮き彫りにさせた。
人間にとって幼少期というのは極めて重要な時期だ。人間の基本的な人格形成はこの頃からはじまっている。
そんな大事な時期の子供を、親が愛情を持って育てるのではなく、他人に平気で預けてしまうその行為が信じられない。
こういう育てられ方をされた子供が大きくなるとどうなるかというと、
17才で近所のおばさんを殺してみたり、バスジャックをしてみたりするのである。
今の女性は忙しくて、仕方がなく子供を預けているのだと反論する人もいるかもしれない。
しかし果たしてそうだろうか?
子供を産むなら働くな。働きたいなら子供を産むな。
それが大人の責任ってもんだろう。
金払って自分の大事な子供を他人に預ける行為自体、親としての自覚に欠ける。
働いたお金で子供を預けるお金を稼いでいるなら、働かなければその分のお金は減るのだから、
子供を預けてでも働かなければ生活がやっていけないという言い訳は成り立たない。
僕は決して女性が働くことを否定しているのではない。
せめて子供がもうちょっと大きくなったら、また働き出せばいいのだし、
ずっと働きたいという女性がいるなら、子供など産まなければいいのである。
それを子供は産むだけ産んで、自分で育てず働きたいというのははっきりいってわがままだ。
託児所の保育士を増やす必要があるとかどうとか不毛な論議の前に、
赤ちゃんを他人に預けてしまう、無責任な昨今の親の神経を批判すべきではないだろうか。