B型と言われることもあるが、つい最近AB型と言われて軽いショックを受けた。
別にAB型の人がAB型と言われる分には問題ないが、A型の人がAB型に間違われるというのはかなり深刻な事態である。
人は誰でもコンプレックスがあって、それがいろんな意味で、その人の行動を決定づける大きな要因になっている。
いい効果を生む場合もあれば悪い効果を生む場合もある。
こんな僕にもコンプレックスがあって、それは何かというと、まじめで何の変哲もない「普通の人」と見られることである。
小さいころから、当たり障りのないまじめでおとなしい、とりたてて特徴のない人だと思われてきた。
他人から見ればそんなのコンプレックスでもなんでもないと言うかもしれないが、
コンプレックスとは得てしてそんなもので、本人が他人から見れば大したことないことを過度に気にする傾向がある。
第一印象や見た目は、依然として僕のコンプレックスとしてつきまとっているわけだが、
最近では、少しコミュニケ-ションを取ると、いやいや全然普通の人ではなく「変わった人」と思われることが多くなった。
僕にとっては、特徴のない人間から「変わってる」といわれるまで、
個性のある人間に成長したということで、誠にうれしい限りである。
小さい頃から普通の人と思われてきた僕にとっては、「変り者」といわれるのは褒め言葉なのだ。
ところがそれはそれで困ったこともある。
本当に変り者だと思われることが多くなったのである。
「いやいや基本的には極めてまっとうで普通の人間ですよ」といっても、信じてもらえないのだ。
それはまたそれでまいったなと思うわけである。
普通だと言われてきた僕が、それをコンプレックスにしてこれまでいろんなことをやってきた。
その結果今度は「変り者」と呼ばれてまた新たなコンプレックスに悩んだりする。
そうやって人はいろんなコンプレックスを持って、それをバネにして生きてくんだろうな。
誤解のないように言っておくが、僕は「基本的には」変り者ではない。
根は極めてまっとうで普通から出発して、そこになにがしかの変わったエトスがほんのちょびっと加わっただけだ。
でもホ-ムペ-ジを毎日更新する輩なんてやっぱり変わり者なのか?