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辛いだけじゃだめなのだ

<1> ら-めん 亜寿加
渋谷駅南口からすぐ近く。ラ-メン本に載っていてうまそうだったので行ってみる。
四川辛口の味噌ラ-メン780円を注文。さすがにス-プは辛い。辛すぎるともいえなくもない。
次に麺を食べてみると、全くス-プと調和していない。ス-プの辛さ、味が全くしみこんでいないのである。

しかし麺そのものはすごくおいしかった。各パ-ツもなかなかいい。
手を抜きがちなメンマは、ただでかいだけでなく、歯応があってさっぱりしていてうまかったし、
2枚しか入っていないチャ-シュ-もやわらかくてうまかった。
味噌ス-プをわざわざ辛くさえしなければ、まろやかでうまみがあっておいしい。
各パ-ツはそれぞれいいのに、すべてそれを台無しにしているのが、辛口のス-プなのだ。

「辛い」というのは簡単に味を誤魔化すことができる。
具が少なくても麺がまずくてもス-プがまずくても、とにかく辛ければ、人間はその辛さだけが気になって、他の味覚を感じない。
辛くすることによって麻痺させることができるのだ。
逆にいえば、せっかくうまい素材が集まっていても辛いために、その素材の旨味を殺してしまうことになる。
この店はまさにそうだった。

四川辛口にこだわるのも結構だが、うまいラ-メンを追求するなら、
辛くない普通の味噌ラ-メンをだせば、相当うまいものになるだろう。
残念な店だな。

<2> 芳久(四ツ谷)
四ツ谷の交差点角の二階にあるラ-メン屋。
二階ということもあり、大きな看板も出ていなかったのでわかりにくかったが、
そんな店の場所が、ひょっとしたらすごくおいしい店なのかもしれないと思わせる。

メニュ-は、芳久らあめん550円にトッピングしたものと四川らあめん650円にトッピングしたもの。
さらに鰹節豚骨らあめんにトッピングしたものと3種類あった。
どのラ-メンも店名や特製といった言葉がつけられていて、何がおすすめなのかようわからん。
とりあえず四川らあめんなのだろうと見当をつけて頼んでみる。

夫婦2人でやっているのか、よくさばいていたが、昼のピ-クはしんどそうで出てくるまで15分ちかくかかった。
期待して出てきたラ-メンはなんのことはない。ただの辛いラ-メンだ。坦々麺といってもいいのかもしれない。
ス-プは辛いわりにあっさりしていて、いいといえばいいが、少々物足りなさを感じた。
もっととろっとして味に深みをつけたス-プの方がうまいのではないか。
ス-プが辛いのに麺にその味がしみこんでいかない完全分離タイプ。
おわんも立ち食いそばやにでてくるような小さいもので、量も少なかった。

ここで食べるのなら、さるらあめんといういわばつけめん方式の食べ方があって、
これがこの店で一番おいしく食べれる方法かもしれないが、
そうすると普通のラ-メンにするより100円増しになってしまう。

夫婦二人で忙しい中よく客をさばいていた態度は立派だったので、あまりこの店の批判をしたくないが、
客観的にみれば、あれだけ待たされて普通のラ-メンならとりたてて行く必要は全くない。

この程度の店を「おいしいラ-メン屋」として紹介するメディアの側に大きな問題があるのではないだろうか。

by kasakoblog | 2001-04-28 23:26

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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