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死者への意識

総裁選の真っ只中、前代未聞の出来事が起こった。
小泉さんを応援する田中真紀子さんの「お陀仏さん」発言で、党紀委員会にかけるというのだ。
おいおい、自民党の諸君、何バカなこといってんだい?
田中さんの発言が党紀委員会にかけるようなことなら、
日本の一大事にゴルフをして遊んでいた森総理こそ党紀委員会にかけるべきではないのか?

それにしても日本という国は、死んだ途端にその人物を賛美する傾向がある。
もちろん死者を大事に扱うことはいいことだと思うが、
だからといって死んだら、生きている時以上に過大評価するのはおかしいことだ。
過大評価も過小評価もともに死者を侮辱することに変わりはない。
ありのままを評価・批評することが、本当の意味で死者への礼儀ではないだろうか。

昨年、小淵首相が亡くなった途端、急にその功績を過大評価する風潮が表れ、僕はつぶやきで警告した。
(2000年5月16日のつぶやきかさこ)
今だに流通しない意味のない2000円札の発行と、500円玉対応の遅れ。
世界一の借金王と開き直る態度。
死んだからといってその悪政策への評価は変えることはおかしいと。

マスコミもおかしいのだ。
生きている間は、しょうもないスキャンダルを追い掛けまわして、特ダネと騒いでいるが、
死んだ途端にその人物の功績を褒めたたえるような内容しか伝えないというのは、
ある種の情報操作であり権力の悪用でもある。

イギリスの名探偵シャ-ロックホ-ムズがこんなことを言っている。
「僕は過大評価も過小評価も好まない。ありのままを評価することが最も正しいことだ」

死んだ途端、ロック歌手の人気が急に出たり、死んだ途端、表彰や勲章を与えたり、功績を褒め称えたり、
日本では死者に対する過大評価と、生きている人間に対する過小評価が見受けられる。
田中真紀子さんの発言に賛成するわけではないが、死者に対する過剰な反応は、
物事の本質を見失う危険性を伴っている。
死者も生者も正しく評価することが必要ではないだろうか。

by kasakoblog | 2001-04-23 23:41 | マスコミ

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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