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短時間で仕事をする意識がない人が多い

だらだらだらだら仕事をしている人が多い。
毎日毎日、仕事で忙しいといっている人が多い。

本当?
あなたよりも忙しくて、
でもそれ以上のことをこなしている人は、
世の中にいっぱいいるんですけど、とか指摘すると、
「私にはそんな人と違って能力がない」とか、
自分が努力することを棚に上げて、
能力のせいにして言い訳する。

仕事というのは時間をかけていたらキリがない。
大概は必ず納期がある。
お客さんからもらえるギャラにも制約があり、
ギャラに見合った時間コスト以上の時間をかけて仕事をすれば、
それは会社に損害を与えている、
給料ドロボー、残業ドロボーということになる。

サラリーマンの多くは時間コスト意識が低いが、
(というか時間を提供する以外、
自分にスキルや能力がないからそうなる。
またいっぱい残業していれば、
会社から仕事をしているように見られるという安心感からか)
会社の売上がアップし、
自分の給料をあげるためにも、
いつまでもダラダラ仕事してないで、
同じ仕事であれば、短時間で終わらせる工夫を、
常にしなければならない。

なぜ人はだらだら仕事をしてしまうのか。

1:仕事は時間がかかるものだと思っている
早く終わるわけがない。
というか与えられた仕事を、
終電間際までやることが、
会社への忠誠であり、
自分が仕事をしていることの証だと勘違いしている。

だから仕事を早く終わらそうなんて意識がない。
だから工夫しない。
だから集中力なく、だらだら仕事する。
菓子食いながらとか、同僚と雑談しながらとか、
ネット見ながらとか、私用のケータイいじながらとか。

メリハリがない。
だから時間がかかる。
時間をかけて仕事をすることが仕事ではない、
という根本的なことがわかっていないからだろう。

それは仕事ごっこ、会社ごっこをしているに過ぎない。
終電間際まで毎日仕事して大変ですねって、
逆にいえば、それだけ仕事の進め方の効率が悪く、
スピード処理していない証拠。
遅くまで仕事をしていれば、
いっぱい仕事があって仕事ができると勘違いしている、
その甘ったれた根性から考え直さねばならない。

本当に仕事ができる人は、
さっさと仕事を片付けてます。

2:無駄な動きが多い
「そんなことまでしなくてもいいんじゃない?」
って思うことを客へのサービスと勘違いし、
過剰サービスをしている。

いつものルーティンワークなら、
ある程度、パソコンでフォーマット作って処理すれば早いのに、
いちいち毎回作っている。

メール文面でやたら丁寧過ぎる前置きや、
締めの文章が多くて、
それがチリも積もれば山となり、
メール処理に必要以上に時間をかけている。
(メールで丁寧過ぎる長いメールを送ってくる人は、
かえって相手に失礼な場合も多い。
前置きはいいから要件は何!と思っている人も多い)

あとは物理的な動きのだんどりの悪さ。
例えば午前中、渋谷に行って、昼、大手町に行って、
また夕方、渋谷に行くとか。
相手の都合がもちろんあるだろうけど、
渋谷の要件を2件とも午前中に調整する努力をしてみたのか?
もし一緒にできればその分、移動時間は減り、
別の仕事ができる。

自分は無意識にやっていることでも、
はたから見たら、それってやらなくてもいいんじゃない?
っていう無駄な動きをしている人は結構多い。
自分の1つ1つの動きを見直して、
効率的な動き方をするだけでも、
同じ仕事を同じクオリティでしていても、
早く仕事を終わらせることは可能だ。

3:自分一人で抱え込む
何事も自分でやらないと気が済まない人がいる。
自分でないとダメだと思い込んでいたり、
人に頼むことが下手だったり、
自分で全部やれば手柄をとれると、
思い込んでいるなどの理由が考えられる。

でも組織で働いている以上、
過度な一人抱え込みによる個人プレーは、
かえって仕事全体の効率を悪くする。

その仕事だったら同僚に頼めばいいんじゃないの?
てんやわんやになっているのなら、
後輩や上司をうまく使って、
効率的にスムーズに仕事をこなすことが重要なんじゃないの?

時にはお金を払ってでも、
外部の人を使うのが効率的なんじゃないの?
たとえば自分で動くより、
高い金払ってもバイク便出した方が、
他の仕事も効率的にさばけていいとか。

全部一人でなんかできるわけがない。
もっと他の人を使いこなすことを考えて、
仕事をしない限り、
いつまでたっても仕事は終わらないし、
いろんな仕事が後回しになって、
客から「まだか」というクレームがきたりして、
会社にとっても悪影響を及ぼす可能性がある。

4:仕事以外に楽しみがない
たとえば19時からミスチルのコンサートがあったらどうだろう?
どんなに仕事が忙しくても、
よほどの緊急的な仕事がない限り、
早く帰るに違いない。

ようはそういうこと。
仕事以外にも重要なものがあれば、
誰だって早く帰る。
しかしそれがない人は、
いつまでもだらだらだらだら仕事をする。

たとえば彼氏や彼女がいない人は、
大概だらだら仕事をしている。
約束がないからだ。

仕事以外に趣味があれば、
そのために早く帰ろうとする。
家庭を持っていてかわいい子供がいれば、
できるだけ仕事を早めに終わらせて、
帰ろうとするだろう。

しかしそういうものがない人。
会社仕事だけが私の人生と思っている人は、
家に帰ってもさみしいから、
会社に長時間居続けることになる。
たいした仕事がなくても、
仕事が早く終わるのにもかかわらず。

そうすると時間がたっぷりあるから、
仕事をだらだらやってしまいがちだ。

そしてせっかく会いたいとか言ってきた友達には、
忙しいから会えないとかいいつつ、
仕事が終わると同僚と飲みにいき、
何の生産性もない、
上司の悪口や会社の悪口をいって終わるということを繰り返す。
こうしてどんどん友達をなくし、会社人間になっていく。
会社以外の人と会えば、
自分の“常識”にはないいろんな話が聞けるのに。
なんともったいないことだろう。

・・・・
短い時間で仕事をする工夫を考える意識、
というのは、
何も仕事を手を抜いて適当に片付けるという意味ではない。
当たり前の話だけど、
日本のように給料が年功序列で上がっていくには、
前の年よりも今の自分が、
より多く仕事をこなせていなければおかしいわけで、
より多くの仕事をこなせるようになるには、
これまでより短い時間で仕事を終わらせる能力が必要だ。
それが給料が上がる源泉となるのだから。

忙しい忙しいといっている人は、
正直あんまり信用ならない。
短い時間で仕事をする工夫をしていない、
と宣言しているからだ。

誰だってみんな忙しいなか時間調整してる。
それを自分だけが忙しいと思い、忙しいことを言い訳にされるとムカっとくる。
あなたも忙しいかもしれないけれどこっちも忙しい。
でもその中でこちらも時間をとっている。
ようは時間管理と優先順位の問題だろう。

だから私は忙しそうに思われるけど、
メールの返信は早いし、
会いたいという方とはお会いする。
忙しいを言い訳にはしたくない。
それは人が離れていく原因になるからだ。

いや、それでも会社から大量の仕事を押し付けられて、
どうしようもないぐらい忙しいというなら、
それは今の会社で働くことがいいのか、
考え直すべきこと。

そんなに忙しければ死んでしまう。
実際に過労死とかいっぱいあるわけだし。

何はともあれ、
仕事を早く終わらせる意識がないと、
無駄なことやったりいらんことやったりしてるだけで、
会社にも貢献しないし、
自分の有意義な時間も持てなくなる。

「自分には能力がない」とか、
「私は時間管理が下手だ」とか、
「仕事が忙しいから仕方がない」とか、
言い訳せずに、
短い時間で効率的に仕事をこなす、
意識と工夫を心掛けたい。

by kasakoblog | 2011-01-16 00:20 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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