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蒼~自分の身の丈ばかり気にしてた

自分はたいした人間じゃない。
自分は能力のない人間。
自分はこのぐらいがふさわしい。
自分にはもったいない。
自分なんかにそんなことはできない・・・。

何度となく自分を卑下する言葉を言ってきた。
だって今までそうやって生きてきたから。
自分を過小評価することを言い訳にして生きてきた。
だってそのバランス感覚が心地いいから。

だからいつも精一杯がんばってた。
自分は人より劣っているから、
誰かに与えられたゴールに向かって、
脇目もふらず突っ走ってた。
善悪の判断もせず。損得の計算もせず。

そんな不器用な生き方をしている、
健気な人間と見せていながら、
実は器用に生きてきた自分を、
すべて見透かされているようで、
恐くなって罵声を吐いて逃げた。

悔やんでも悔やんでも仕方がない。
だって自分はつまらない人間。
だって自分はくだらない人間。
自分の心の奥底に隠している、
醜い感情に気づかれることは、
わずかばかりのプライドが許せない。

いつも自分の周りに壁を張り巡らせていた。
壁がないように見せて、
誘っておいて、シャットアウトする。
周囲に愛想をふりまくことで、
自分の存在価値を高めていたけど、
一歩でも自分の心の中に入ってくる人は、
絶対に許せなかった。
人を信じていると見せかけて、人をまったく信じていなかった。
だからつきあいがいい人と見られていながら、
誰一人、心の底から許しあえる友がいなかった。

そんな自分の心の中に、
なんなくすっと入ってきた人がいて戸惑った。
はじめて心を許せる人に出会えたかもしれないという、
うれしさと恐さが同居し、心が揺れた。
今まで通り心を許してはいけないと思いながら、
すべてをさらけだして身を預けたいという衝動にかられた。

いつもその2つの相反する感情の綱引き。
信じたと思ったら遠くに行ってしまい、
信じないと思ったら隣に寄り添ってきた。

もがけばもがくほど苦しかった。
逃げようと思っても逃げられず、
でも真正面からすべてを受け止めることができず、
斜に構えてその場をやり過ごそうと懸命になっていた。

つまらない自分にはもったいない存在だと思いながら、
わずかばかりの譲れぬ誇りから、
自分に最もふさわしい存在だと自惚れてもいた。
でもそんな自惚れに気づかれることがイヤで、
冷たくあたったり、自分を卑下し続けた。

いつも精一杯がんばっていた。
でもがんばればがんばるほど空回りした。
脱線した。自暴自棄になった。暴走した。
一体どうしたらいいかわからなかった。
そしてあきらめた。逃げた。
そう、今までと同じように。
シャットダウンする。
一番それが簡単でラクな方法だから。

“その人なりが果たすべき使命”って何だろう。
私が果すべき使命って何だろう。
私が生きている意味って何だろう。
私の存在って一体、何だろう。

私は、私は、私は・・・。

私ばかりを考えすぎて、
いつのまにか冷静に状況を見極められなくなって、
自分を自分の過去という檻の中に閉じ込めて、
ただそこで一人芝居を演じているだけだった。
そこに手を差し伸べてくれた人がいたにもかかわらず、
やっぱり自由は恐かった。
不自由な檻の中で生きた方がどれだけ生きやすいか。

世界は一変して美しいものへと変わったけれど、
自分には眩しすぎて生きられないって、
またしても暗い穴の中に閉じこもる方を選んだ。

私はつまらない人間。私はたいしたことのない人間。
だから住む世界が違うのだと何度となく言い聞かせて。

いつまで自分を卑下して生きていくんだろう。
いつまで自分を不器用に見せて、
器用に生きるいやらしさから脱することができるのだろう。

自分という存在がイヤでイヤで仕方がなかったけれど、
「自分を好きになることからはじめたらいい」って、
あまりにも簡単に言い放たれて戸惑った。

そんなことはわかってる。
でもそんなことできるわけがない。
結局、今もなお、そんな言い訳を繰り返し、
まばゆい世界の舞台を自ら降り、
自分は雑草だと言い聞かせて、
暗い舞台裏へと戻っていった。

「それでいいの?」って手を振り切って、
舞台裏へと逃げたことを、
自分の性だから仕方がないと、
何度となく自分に言い聞かせて・・・。

世界はこんなにも明るく美しく、
そして素晴らしかったのに、
自分で自分の扉を閉ざした愚か者。

自分の身の丈を低く見積もって生きてきたから、
等身大の自分がわからなくなっていた。
そんな当たり前のことに気づかないまま・・・。

by kasakoblog | 2011-01-29 01:02 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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