バベルの塔崩壊~ニューヨーク貿易センタービル倒壊
2001年 09月 12日
ニューヨーク世界貿易センタービルにハイジャックされた旅客機が2機衝突したという事件。
それもテロの可能性だというから驚きだ。
これだけ他国から恨まれる国っていうのは何なのだろうか?
これだけの怒りや恨みや復讐心を他国に抱かれたアメリカという国は、
この事件を契機に自らの行いを見直すべきなのではないか。
そして炎上から倒壊・・・
現代のバベルの塔、110階の世界超高層ツインビルは二つともあっけなく倒壊した。
神の怒りにふれたバベルの塔の神話が今よみがえる。
人間が普通に暮らしていくのに、110階ものビルは必要なのだろうか?
その答えは今テレビに映し出されている“ショー”を見れば明らかだろう。
制作費何百億かけたアメリカ映画なんてちっともつまらない。
だって現実の事件の方が映画なんかより上回っているのだから。
映画を見るよりニュースを見たほうが、奇想天外信じられない驚愕ストーリーが展開されている。
それにしても世界の超軍事大国アメリカは、3000億ドルもの金をつき込んで、
世界の警察を標榜していながら、ニューヨークの安全すら守れなかった。
一体今までなにやってたんだ?
ニューヨークの安全も守れる国家から、対空ミサイルなんて買うバカはいない。
ニューヨークの証券取引所で株価が下落し、それが日本にも波及し株価が1万円台を割るかと騒いでいたが、
そんなちんけなマネーゲームなんぞに執着してるから、足元掬われるんだ。
それもしても湾岸戦争の時もそうだが、経済が芳しくなくなると、
この手の事件がタイミング良く起き、国家が団結し戦時経済で好景気になる。
アメリカというとんでもない陰謀国家は、もしかしたらこれもわざと仕組んだ可能性だって捨てきれない。
肝心要のわが国、日本の対応窓口が、公金使って愛人囲った外務省なのだから、
日本の将来も終わっているよな。
11機が同時にハイジャックされたという前代未聞の事件。
あれだけ空港ではハイジャック検査を厳しくやっているはずなのに、
いとも簡単にハイジャックされてしまう情けない現実。
日本でも2年前に札幌行きの飛行機がいとも簡単にハイジャックされたが、
航空会社のチェック体制を見直す必要があるのではないか。
きれいなスチュワーデス雇ってる金があったら、しっかりした警備員を雇ってほしいよな。
第2次世界大戦から60年あまりが過ぎようとしているが、
このテロを契機に、人類は新たなる愚かな歴史の幕を切って落とすかもしれない。
軍事産業の肥大化と不要に恐れをなす軍産複合体という強力な癒着関係と、
慢性的不景気の起爆剤としての戦争利用。
世界恐慌と第3次世界大戦。
旧約聖書・バベルの塔の話に戻ろう。
人間が天にも届くような高い塔を築いたことに、神が怒り、
人々の言葉を混乱させ建設を中止したという。
自然を破壊しつくし、神の怒りを買った現代文明。
神が人間のおごりを正すために、違った価値観を持った人間同士を戦わせているのではないか。
現代のバベルの塔は崩壊した。
神の怒りは、人間の命が失われることによって償われるのだろうか。