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問題の本質を見誤るな

悪いのは手錠が趣味の変態教師だけなのか?
12歳の女の子が犯罪の温床となっているテレクラに、
自ら電話をかけた行為こそが、そもそもの事件の原因ではないか。

<1>
高速道路に手錠をかけられたまま打ち捨てられて死亡した中学生の事件。
その犯人が中学校教師だったということで、世間は大騒ぎしているが、
そんなことより、12歳の女の子がテレクラに電話を掛けていたことのほうが僕には衝撃だった。
テレクラに電話を掛けて見ず知らずの男と待ち合わせなどすれば、
どんなに危険なことが待ち構えているかなんて容易に想像がつくだろう。

もしこの事件が、テレクラで知りあったのではなく、
同じ学校の教師と生徒で、教師の呼び出しを断れなかったとか、町でむりやり車に連れ込まれたなら、
今のマスコミ報道のように、変態教師を糾弾するだけですむし、女の子に同情する余地はある。

しかしそうではないのだ。
変態教師に全責任を押し付けることは、問題の本質から目をそらすことだ。
もちろん事件を引き起こした加害者は絶対に悪い。
しかしその被害者が万全の注意を払っていたかということが一切問われないのが不思議である。

テレクラに電話を掛ける以上それなりの危険が待ち受けているのは当然だし、
まして見ず知らずの男と自発的に待ち合わせなどするというのは、
はっきりいって何をされてもいいという意志表示と取られても仕方がない。
非情かもしれないが、女の子が事件を巻き込まれたことに同情の余地はない。

「看護婦を夢見たわずか12歳の少女を殺すとは何事か!」と怒りをぶちまけた親だが、
テレクラに電話を掛けるような女の子に看護などされたくはない。
学校に先生の異常さに気づかなかったのかと文句を言っていたが、
親として子供がテレクラに電話を掛けていたことに気づかなかったのかと学校側は言い返せばいいのだ。

<2>
それにしても、なぜマスコミはやっきになって変態教師の私生活を暴こうと必死になっているのだろうか?
そんなの今時珍しくないことだろう。
そんなことよりテレクラに電話を掛けるような12歳の女の子は、一体どんな生活を送っていたのか。
どんな家庭環境に育てられたのか?
そちらに焦点を当てることこそが、この事件の解明になるのではないだろうか。

加害者は悪い。殺されれた人に同情するのはわかる。
しかしよくよくこの事件を客観視してみれば、
被害者の行動に問題があったことは認めなくてはならないだろう。

僕は敢えて言う。
今回の事件が起きたのは仕方がない。
被害者自らが招いた事件で、被害者に同情の余地はないと。

12歳の女の子がテレクラで電話してしまうという行為。
見ず知らずの男に自ら待ち合わせしてついていく態度。
きっとそんな女の子は、今の日本に数限りなくいるだろう。
この事件を受けていかにテレクラが危険な場所かがわかったはずだ。
にもかかわらずそれでも電話を掛ける女の子は、
殺されようが何をされようが文句は言えないということを、肝に銘ずるべきだろう。

マスコミはいいこぶって教師だけを糾弾するのではなく、
被害者の態度にも批判の目を向けるべきだろう。

by kasakoblog | 2001-09-11 15:34 | 一般

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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