贔屓目は許されない
2001年 09月 26日
この腐った政治社会において大いなる一条の光だと思っている。
小泉首相がやろうとしていることは、かさこ内閣総理大臣の政策とも合致する部分が多い。
しかしだからといって無条件で支持することは愚かな事だ。
政治においてえこひいきは許されない。過剰評価も過小評価も間違っている。
ありのままの事実を見、ありのままを批判する。
それこそが政治家を育てる国民の義務だ。
今回の小泉首相のアメリカテロ事件に対する記者会見ならびに訪米活動を見るにつけ、
「痛ましいな」と思った。
小泉首相は国内政策に関しては先駆的だが、国際政治はさっぱりだめだと。
下手な英語を使う度に、日本の恥さらしだと思う。
何も無理して英語を使う必要など全くないのだ。
どこの国に母国語以外で他国の言葉で語る政治家がいるだろうか。
互いに国家同士は対等な位置にある。
何もアメリカに迎合し、ご機嫌を伺おうと、英語を使う必要などないのだ。
断固としてテロリズムに反対するという意志表明は、
下手な英語より日本語で思いを込めて語った方がどれほど多くの人々に伝わることだろう。
具体的な支援策にしても何も語ろうとしない。
国内では毅然とした態度で具体的な政策や方向性を出しているだけに、
国際政策に対する具体策のなさにはがっかりした。
小泉首相らしくないではないか。
やっぱりあんたもただの腐った政治家の一人なのか。
国際社会における日本という立場をもうちょっとフラットな目で見つめ直す必要がある。
そうすれば絶対に下手な英語で演説することはないだろうし、
何事も決まっていないのに「支援策記者会見7項目」などという中身のないことはしないはずだと思う。
小泉首相は国内政策に集中してもらって、
断固として日本の立場を主張できる政治家に外交は任せた方が良さそうだな。