激寒の予感
2001年 10月 11日
急激に寒くなったせいか、風邪をひく人が増えているので用心されたい。
6月7月の、砂漠地帯かとも思える今年の猛暑が過ぎ、
まだ10月だというのにこの寒さ。
間違いなく今年は厳寒になるのではないか。
東京でも平気で氷点下を記録する。
1年の最高気温が40度近くで、最低気温がマイナス5度ぐらいとすると、
その気温差は40度以上もある。
もうこうなると東京は名実ともに砂漠となった。
名実とともに砂漠というのはどういうことか。
この人間関係の希薄な都会社会が砂漠であるということと、
実際に気温的にもこの都会社会は砂漠になったということである。
ここ最近、「もう世も末だな。ほんと世紀末だな」と感じることが多い。
人類は何一つ新しい世紀たる進歩をしていない。
未だに憎しみによる戦争を繰り返し、経済競争によるマネーゲームを繰り返し、
欲望の赴くままに犯罪を起こすという野蛮化が、科学の進歩を利用した形で進んでいる。
人類は退化している。
かつて興隆を究めた恐竜が突如として滅んだのは気象学的な事象ではないかと言われている。
地球を我が物顔に闊歩する人類にも、ここ最近全地球規模で異常気象が起きているのは、
滅亡への予兆なのだろうか?
木は切り倒され、人々の心は荒廃し、
地球は砂漠化に向って現在邁進中である。