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何が「だいじょぶ」なんだ沖縄

2001.9.11のテロ事件の余波を受け、ハワイよりさらに深刻な打撃を受けているのが沖縄である。
「アメリカ軍基地があるから危険だ」ということで、
修学旅行客なんと16万人、一般旅行客4万人の合計20万人が、旅行をキャンセルした。
そこで沖縄県は、この深刻な状況を打開するため「だいじょうぶさ~沖縄」キャンペーンを、
大々的に実施することにしたのだ。

「何の心配もない」「安全だから」ぜひ来てくださいというが、一体何を根拠にそんなことを言ってるのだろうか?
観光客の金欲しさに、根本的な問題の解決をせずに、キャンペーンだけして安全だと言われても、
そんなもの誰も信用するわけがない。
アメリカ軍基地がある限り、アメリカが空爆を続ける限り、日本がアメリカに同調する限り、
いつテロに狙われてもおかしくはない。
「だいじょうぶさ~」というなら、日本政府の今回のテロ事件へのアメリカ同調政策を批判するなり、
アメリカ軍基地の沖縄県からの撤退運動を行うなりしてほしい。

アメリカ軍基地があるために観光収入が減った沖縄。
それは98年の沖縄県知事選挙の、県民の愚かなる選択が呼び寄せたものと僕は思っている。

98年、三選を目指していた現職の大田知事が選挙に敗れたことを知って、僕は驚いた。
沖縄の政治家で唯一、日本政府にもアメリカ軍にも媚びずに米軍基地撤廃を主張していた大田知事が敗れるとは、
正直、夢にも思わなかった。
当時、アメリカ軍兵士による暴行事件が多発していただけに、大田知事を県民は選ぶと思っていた。
しかし選挙では「県政不況」を訴えた経済優先政策の、日本政府の犬、稲嶺氏が当選したのだ。
沖縄県民は「誇り」より「金」を選び、「長期的な県の発展」より「目先の利益」を選んだのだとがっかりした。

アメリカ軍が駐留していることによる経済効果は極めて大きい。
一部の業者は、アメリカ軍に依存して生きているといっても過言ではない。
だからどんなに暴行事件が起きようとも、アメリカ軍にはいてもらわないと、
自分の商売が成り立たないという人たちも沖縄にはいる。

しかしそれは目先の利益であって、アメリカ軍に依存する経済体制から脱却しなくてはならない。
日本の構造改革と同じで、短期的には倒産が相次ぎ失業率が悪化するかもしれない。
しかし長期的な視野でみれば、構造の抜本的改革を今しなければさらにひどいことになるのだ。
そういう意味では、沖縄県知事選挙は、目先の経済優先政策VS長期的な視野で見た構造改革の戦いだった。
そして残念ながら、県民は目先の利益を選んだ。

それがまさか3年後に、テロという突発事項で沖縄の根本的な問題があぶりだされることになったとは。
アメリカ軍基地に頼った経済政策はもう捨てるべき時に来ているのだ。
真の沖縄の自立した政治・経済・社会構造を樹立するためには、アメリカ軍基地は撤廃した方がよいのである。

「だいじょぶさ~沖縄」という何の根拠もないキャンペーンをするより、
今こそ98年の県知事選挙の愚かなる選択を見直し、「アメリカ軍基地撤廃運動」による、
観光誘致をすすめるべきではないだろうか?

アメリカ軍基地がある限り、県民の安全も観光客の安全も「だいじょうぶ」になるわけはないのだから。

by kasakoblog | 2001-11-19 20:06 | 政治

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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