2002年 02月 13日
安ければ借りるのだ
デフレだマイナス成長だ、耳にタコができるぐらい騒いでいるが、
景気刺激策を考える上で、一つの身近なお店を紹介しよう。

うちの近くにあるビデオレンタル店では、第2・第4火曜日は、
CD・ビデオなんでも1週間200円となる。
通常350円かかるところ半額近いこの値下げ日には、いつもの5、6倍は人が訪れる。
一人一人が借りていく量も多く、瞬く間にCDやビデオがなくなっていく。

消費者は安ければ借りるのだ。
ただ普段が「高い」と感じているからお金を使おうとしない。
だからせっかく店があって商品があっても無駄に終わってしまう。
こんなもったいないことはない。

たかだが350円を200円にしたわずか150円の値下げで5、6倍の売上を上げられるのなら、
商品の回転率もよくなり、こんないいことはない。
光熱費や家賃などの固定費用は売上が少なくとも一定の額かかってしまうのだ。
だったらできるだけ店にある商品を借りてもらって、多少店員を増員してでも売上を伸ばした方がはるかにいい。
薄利多売にすることにより、消費者も今までよりお金は使うし、ビデオという商品の有効活用にもなるし、
店が忙しければ店員の雇用も促進されるわけだから、いいことづくめなのだ。

物が売れないのは、値段が高いか商品の質が悪いかのどちらかだ。
値下げする事により、商品やお金や人の回転率がよくなれば、
物の値段が下がったとしても、貨幣の流通速度は上がるから景気はよくなるのだ。

売れない、不景気だ、どうにかしてくれと騒ぐ前に、
自分の売っている商品が果たして妥当な値段なのかどうか、考えるべき時期に来ているのではないか。
そして、できる限り1商品あたりの儲けを増やそうと考えるのではなく、
社会に貢献するために薄利多売の心掛けをしていくことが、
今後の商売のポイントとなるのではないだろうか。

いまだ日本は値段が高いものが多すぎる。
ただそれだけのことだ。


by kasakoblog | 2002-02-13 12:41 | 金融・経済・投資


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