ゴウモン
2002年 03月 17日
「ヘルニアの疑いがある」と言われ、MRIという磁気による検査をすることになった。
丸い土管のようなところに入れられ、そこで異様な音が何度もならされる。
寝かされたまま固定されて動けず、30分ほどそのようなところにいた。
その時、ふと思った。
人間の意志を変えさせたりする洗脳や拷問をするには、暴力だ駆け引きだ金なんて使わなくても、
このMRIのような部屋に入れて、もっと強力な不快音にすれば、
大概の人間は簡単に言うことを聞かせることができるだろうなと。
恐いなと思った。
狭いところに閉じ込め、それこそ不快な音を流すだけで、
多分一人の人間を廃人にすることも可能だろう。
音というのはどんな暴力よりも力を持つものだなと知った。
それにしてもなんで腰の検査であれほど不快な音を浴びせなければならないのか。
まだまだ医療技術も科学の進歩も大したことないなと思う次第である。