なんだかなあ
2002年 03月 08日
ふと最近そんなことを思う。
考えてみれば、なにがなんでも働かなくては生活していけないという人は、ほとんどいないはず。
親と一緒に暮らしていれば、ほとんど金はかからない。
遊ぶための小遣い稼ぎなら、時間の融通のきくバイトにすればいいものの、
高学歴のせいか多分へんなプライドがあって、いちよ正社員で就職じゃないと気が済まない。
とはいえ生活のために稼いでいるわけでもないから、働くモチベーションが非常に低い。
「別にわたしいつ辞めたっていいんだもん」
ってその開き直りでやってるから、仕事に執着心や責任感がない。
そのくせへんなプライドだけはあるから、やらされ仕事をやると傷ついたりする。
せっかくこんな経済的には極めて豊かな時代なんだから、
何も無理して嫌な仕事を続ける必要はないわけだし、働き方の形態にとらわれる必要もない。
働く意欲を燃やせる好きな仕事でもしていればいいのにと思うわけだが、
親や教師の前でいい点とることで育ってきた、いいこちゃん受験生世代だから、
なにより世間体を気にして、仕事選びをしているからおかしなことになっているのだろう。
でもまあ、こういうバカな大人に育ったのは彼女らのせいではない部分も多々ある。
経済第一主義のためには、思考能力があって、我慢強くて、計算能力のある人間はいらなんのだ。
とにかく物事を深く考えず、イメージや雰囲気になんとなく流され、
目先の利益にすぐ突っ走ってしまうノータリンの大人がいてくれないと、
現代経済社会は成り立たなくなってしまう。
でももうそんな踊らされている時代はバブルの崩壊で終わったはず。
みんな地にあしつけてしっかり歩いていかないと、この厳しい時代は乗り切っていけない。
自分がモチベーションの持てる仕事選びを、若い子にはぜひしてもらいたいものだ。
そういう意識の低い人間が多いから、ずるがしこい政治家が国民をバカにしていいようにやってしまうのだろう。
日本の夜明けはまだ遠い。