スピードの時代
2002年 05月 14日
情報技術の発達による、情報のリアルタイム性により、人間のスピード感覚は加速化しつつある。
たとえば、郵便による手紙の返事なら1週間待てたかもしれないが、メールの返事は半日と待てない。
1時間に1本しか来ない電車なら、30分は平気で待てるが、5分に1本来る電車は1分と待てない。
それに伴い、サービスもますますスピード化の度合いを強めている。
昔は写真の現像というと、2、3日かかったが、今じゃ1時間もあればすぐにできる。
テクノロジーのスピード化に合わせて、サービスもスピード化が求められている。
新居へ引越したために、もろもろの家電やら家具やらをあちこちに買いにいっているのだが、
サービスのスピード化への対応はまちまちだ。
ゴールデンウイーク前に、パソコンデスクを買おうとヨドバシカメラに行ったが、
配送に10日前後かかると言われてやめた。
ビックカメラに行くと、2日後から配送が可能だという。
物は違ったが、即ビックカメラに決めた。早く届けられなければ、客を逃すということである。
家具では島忠が遅い。
たいしたものでもないのに2週間先になったりする。
土日を指定すると「その日はいっぱい」。
そりゃそうだろう。みんな平日働いてるんだから、配送は自然と土日に集中する。
その辺どうにかならんのかな。一方、大塚家具は概して早かった。
このスピード化時代に驚くべき怠慢商売しているのはカーテン屋。
ゆざわやに行って、既製品ではサイズがないため、オーダーで頼むと3週間かかるという。
「3週間、カーテンなしで暮らせっていうのかい?」
いくらなんでもかかりすぎだろう。短縮化するシステムはいくらでも考えられるはずだ。
こうして時代に犯された現代っ子たちは、
待つことが絶えがたくなるという点もあるかもしれないが、
時代の進化とともに、ビジネスの効率化を考えれば、
すぐにやることが、どんなサービスでも求められているのではないか?
まったく役所じゃないんだから。
どっかの市役所みたいに「すぐやる課」を作った方がいい。