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留学あっせん会社が悪いのか?

誰かをヒール役に仕立てあげないと気がすまないテレビ局。
ニュージーランドの大地震で、
多くの日本人留学生の行方がわからないことから、
テレビ局は留学をあっせんした会社、
特に東京で取材しやすいのか、10人の行方不明者がいる、
留学あっせん会社を追いまわし、
ビルの前から何度も中継し、
「安否の確認はわからないのか?」とか、
「誰が行方不明になっているのか?」とか、
まるで留学あっせん会社の不備のせいで、
大地震が起きて救出が遅れているといわんばかりの報道ぶりだ。

今回のケースで、マスコミがヒール役のごとき、
留学あっせん会社を追い回す報道に何か意味があるのだろうか?
私にはとっても不思議でならない。

いち早い情報確認を会社に求めるなら、
マスコミの行動は徹夜で安否の情報を確認している、
会社のジャマをしているだけだし、
そもそも日本の留学会社を追い回している暇があったら、
テレビ局がその分、現地に取材陣を派遣し、
それで情報収集した方がよっぽど早く安否確認ができるんじゃないのか。
結局、テレビ局のやっていることは報道でもなく、
社会正義でもなく、
災害が起きたヒール役を仕立て上げているだけではないか。

こんなケースだったらマスコミの行動は理解できる。
例えば、ニュージーランドで近日中に大地震が起きると、
予測されていたにもかかわらず、
留学あっせん会社がしかるべき対応をしなかった。

例えば、エジプトのような政変が起きていて危険な状態にもかかわらず、
留学生をエジプトに派遣したとか。

もしくは数年前に北海道の夏山ツアーで事故が起きたように、
ツアーを企画した旅行会社自体に、
何か不備があったのではないかと疑われるとか。

それなら留学あっせん会社のビルの前に待ち構えて、
「どうなったんだ!」「なぜ留学させたんだ!」「早く安否を確認しろ!」
というのならわかる。
でも今回は別に特別な瑕疵があったわけではないんじゃないのか。

そもそも行方不明になっている家族の中には、
死んだわけでもないのに、
マスコミに勝手に名前や年齢や住まいを公表されたくない、
と思っている人もいる。
それをマスコミが「どういう人が行方不明になっているのか教えろ」と問い詰め、
「行方不明10人のうち8人は女性で、
20歳代が4人、30歳代が3人、40歳代が1人で、
残り2人は家族の意向で公表できない」
と報道することに一体何の意味があるのか?
一般人にとって、行方不明になった10人の、
年齢、名前、住所を知ることが重要なニュースなのか?

テレビのニュースを見ていて、
留学あっせん会社のビルの前に、
報道陣が何人も詰めかけ、会社に問い詰めるシーンを、
特にいつものことだみたいにすっと流してしまう人も多いかもしれないけど、
私にはどうにも不自然に思える。
何の公益性や情報公開の必要性から、
そのような報道の仕方をしているのか、
まったくわからない。
むしろジャマじゃないのかとしか思えない。

日本で大地震が起きたならともかく、
ニュージーランドで大地震が起きる危険性を、
誰が事前に警告しただろう?
予想外の天災が起きてしまった。
それを留学あっせん会社に責任の一端があるかのような報道手法は、
はっきりいって吐き気がする。

同じニュースを報道するなら、
現地取材に力を入れるとか、
現地で何が必要なのか報道するとか、
救出が遅れている原因を分析するとか、
そういうことが報道の使命ではないのか。

現地に住む日本人に電話掛けて様子聞くだけ。
東京だから取材しやすいのか、
留学あっせん会社のビルの前に大挙して押し寄せ、
どうせ行方不明の家族もマスコミは追い回してるんだろう。

そんな情報を視聴者が必要としているのか。
マスコミのおかしな報道の仕方が、
“普通”に見えるのが私には恐ろしい。

※この大地震でわかったもう1つのこと。
それはいかに日本の英語教育がダメかということ。
中高6年間も英語を勉強しても、
まともに英語を話せるようにならない。
だからわざわざ留学しなければならない人がこんなにもいる。

by kasakoblog | 2011-02-24 01:20 | マスコミ

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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