25才からはじめたかさこワールドもついに4年目突入ということである。
27才の時は「なんかやばいな」「急がねば」「焦らねば」みたいなものがあったけど、
28才に不思議と感慨はなく、30才までの通過点的意味にしか感じられない。
でもそれはきっと「27」か「28」かという問題ではなく、
仕事とか環境の問題なんじゃないかなと思う。
特に今の仕事、今の会社はすごく満足している。
自分がめざしてきたものに辿り着けた(スタートラインに立ったという意味だけど)充実感が、
27才の時の焦りややばいといった感情はなく、28才を単なる通過点にしか過ぎないと感じているのだろう。
つけ加えるならば、結婚もしたしなあ。
まあそんなわけで28才という感慨はあまりないんだけど、
それより何より、この毎日更新つぶやきかさこが丸3年もたったのだということの意味での感慨が実に大きい。
かさこワールドがはじまったのが、2000.2.21、
そして毎日更新つぶやきかさこをはじめたのが、ちょうど25才の誕生日からだから。
「継続は力なり」という地味な言葉があるけど、
やっぱり3年の継続っていうのはすごいなあと思う。
だって読みきれないもんな。今からかさこワールド見始めた人は。
というか、かさこワールド開始当初から今までつぶやきかさこを全部読んでいる人などいるのだろうか?
いたら何かプレゼントでもあげたいなあ。
だって毎日書くより毎日読む方が大変だと思うし、実際(笑)。
プレゼントは昨年の写真展で使った大パネル子供の写真とかね。
何度もつぶやきで書いているけど、
「才能とは持続する情熱である」という言葉を思い出す。
これだけ丸3年も、毎日更新を続けられるっていうのは、
才能とか努力とかそんなことじゃなくって、「好き」っていう情熱があるからなんだよな。
だって僕の今の一番の楽しみは、「今日のつぶやき、何書こうかな?」って、ことだからな。
「今日の晩ご飯なんにしようかな」みたいな。
いろんなコーナーをでっちあげ、または消え、
本当にいろんなことを書きつつ、それとともに何度でも同じメッセージを折に触れ書いたこともある。
トラベルライターかさこのホームページを作った頃は、
本物のトラベルライターにメールで「どうしたらトラベルライターになれますか?」みたいなことを、
聞いてたんだからなあ。
最近、旅行書の企画を考えることが多く、今日も八重洲ブックセンターに行って書棚を見てきたんだけど、
うんざりするぐらい、というか嫌になるぐらい、いろいろな本がある。
(いろいろなというのは中身のいろいろではなく、単に物量的にいろいろという意味だ)
自分の本を出すのも大変だろけど、出した後の方が大変そうだなと。
出して満足じゃなくってやっぱり読まれてなんぼの世界だから、
そう考えると自分の本なんか作ることを考えるよりも、こうしてネットで書いていた方が、
もしかしたらより多くの人に読んでもらえるんじゃないかと思ったりもする。
ネットで書いたら金はもらえないけど、作るのにコストはほとんどかからない。
でも本を作ったら大借金だからなあ。売れなければ。
その借金を自分が背負おうが、出版社が背負おうが、たいして変りのないことだし。
まあそんなわけでちょっと感慨ちっくなつぶやきになってしまったけど、
1年に1回の誕生日(というよりつぶやきはじまり記念)だから許してほしい。
毎日続けられるような情熱が続くものがあれば、人生は楽しいですよ。
だって人生って毎日の積み重ねなんだからさ。