出版社の存在意義とは何なのか?
ネットでさまざまな情報がお手軽に無料で手に入る時代に、
出版社が書籍を出す意義とは何なのか?
それは、情報の渦からいい素材を見つけ出し、
社会が求める形に仕上げていく調理力、
すなわち編集力にあるのではないか。
逆を言えば、編集力のない編集者、編集力のない出版社は、
作家直販が可能な時代に、ネットで情報が取れる時代に、
もはや存在意義はなく、この先、売上減少し、
潰れていくしか道はない。
多くの出版社は簡単に売れる本を求めて、
有名作家や人気作家のネームバリューに依存した本を作っているが、
このようなケースの場合、出版社が介在する必要性はほとんどない。
だって編集も企画もしていないのだから。
また最近、話題の企画に乗っかり、
二番煎じ、三番煎じを狙った、
流行の類書ばかり作っているなら、
出版社が介在する必要性はほとんどない。
資金を自転車操業するために書籍タイトル数だけ増やし、
数が増えることで余計に書籍を売れなくして、
自ら首を絞めている出版社の現状に、
果たして未来はあるのだろうか?
今、続々と人気作家は電子書籍で直販を始めている。
アマゾンのセルフパブリッシングが日本でも始まれば、
電子書籍だけでなく、紙の書籍も、
人気作家の直販が可能になる。
もはや出版社、編集者の存在価値はゼロに等しい。
しかし私は出版社や編集者の存在意義がなくなるとは思わない。
むしろこれだけネットに情報が氾濫した時代だからこそ、
編集力、企画力、情報選別力に優れた編集者、出版社は、
より必要とされ、重宝され、それが生き残る道となるだろう。
編集者、出版社は自分で素材(文章、写真、絵、動画)を生産できなくても、
素材を読者の口に合った形で調理することができる。
荒削りな素材を立派な料理に仕立て上げる料理人だ。
しかし短期的な売上結果を求めた結果、
編集者、出版社の調理の腕は落ち、
素材がそのまま料理になるようなものを出し、
中間マージンを搾取するだけの傾向を強めてしまった。
ネットや電子書籍、電子書籍端末の発展で、
素材だけを出す編集者、出版社は不要になる。
出版業界が大きな変革期を迎えた今、
危機感を持っている一部の編集者、出版社は、
自分たちがなぜ作家と読者の間に入って存在しているのか、
その役回りを十分認識しているだろう。
いつから編集者は生産者からの企画提案待ちに、
変わってしまったのだろうか?
なぜ出版社にいて、編集者をやっているのだろうか?
何をしたくて出版社に入社し、編集者になったのだろうか?
こんな書籍を出してみたい。
こんな書籍があったら社会をおもしろくすることができる。
編集者、出版社自身にこんな本を出したいというイメージがあり、
それを実現するための素材を探し出してくるのが、
編集者、出版社の仕事ではないだろうか。
私、カメライター(カメラマン&ライター)かさこのホームページ、
かさこワールドには、
膨大な文章、写真のコンテンツが掲載されている。
掲載しているのはほんの一部に過ぎず、
私のハードディスクの中で眠っている写真も膨大にある。
この膨大なコンテンツ=荒削りな素材を、
うまく調理し、読者の求める料理に仕上げることができる、
編集力のある出版社、編集者を求めています。
編集力に自信のある出版社、編集者の方は、
かさこワールドをご覧の上、ご一報ください。
ややもすると出版社、編集者不要論が叫ばれ、
リストラされかねない時代に、
存在意義を発揮できるビジネスの種を見い出すことができるはず。
かさこワールドという素材をどう調理するのか、
存分に腕をふるってください。
私はカメラマン、ライターとして、
文章や写真の素材を提供できます。
それを調理できる編集力のある出版社、編集者を求めています。
かさこワールド
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