白夜行 東野圭吾
2007年 09月 29日
分厚い3冊目に突入したのだが、
この本はまったくおすすめできませんので、注意。
もしこの作品から読んだら、
「手紙」や「天空の蜂」がおもしろいとすすめても、
「ほんとかよ」と半信半疑になるだろうから。
長い、そして半分くらいいった時点ですべてがわかってしまい、
もう読者は真犯人をしってしまっているのに、
いつまでもその真相に近づけず、
何度も同じことを繰り返すストーリーに嫌気がさしてくる。
東野圭吾らしい、最後にえっ、そんなことが、
という真相が1つだけあるものの、
もう真犯人が本の半ばでわかってしまっているから、
それでなんなのって感じになってしまう。
登場人物もいっぱい出してきて、
いろんな事件を20年にもわたる話を積み重ねていくんだけど、
さすがに長いし、はじめはなんでこんな長くて、
いろんな話を積み重ねているのかが意味がわからない。
やりたいことはわかるんだけど、
あまりに長すぎるし、容易に読者に犯人がわかってしまうんで、
もっとコンパクトに構成を考えて作ってほしかった。
おもしろくなくつまらないので、読まない方がいいでしょう。