にもかかわらず、スーツを着ている人がいる。
私もスーツを着ざるを得ない場面もある。
しかしその光景は極めて滑稽といわざるを得ない。
みんな暑くて脱ぎたいのに、
みんな着ているから脱げない。
日本って国は不合理な習慣を、
「俺たちもやったからおまえらもやれ」という不思議な慣習がある。
ホリエモンが著書で批判しているように、
「無意味なぞうきんがけ」みたいなことが、
脈々と受け継がれている。
スーツもきっとそういう類の一つなんだろうな。
それはともかく、スーツ着用は実に深刻な問題を抱えている。
地球温暖化を助長させる悪の権化となっていることだ。
今や日本はエジプトの砂漠や赤道直下の南の島に匹敵するぐらいの、
猛烈な暑さにもかかわらず、スーツを着ているせいで、
クーラーががんがんかけられていて、そのせいでまた都市は暑くなるわけだが、
電力消費が増えてしまうわけである。
するとどうなるか。
極めて危険な原発をばんばん立てなければならなくなるのだ。
原子力発電所は「地球環境にやさしい」発電だとご存知だろうか。
火力発電所は化石燃料を燃やすから二酸化炭素をばんばん出すが、
原子力発電所は二酸化炭素を出さないから、
地球温暖化防止に役立つ「クリーン」なエネルギーとこういうわけである。
そこでかさこ内閣は、スーツ着用禁止法を制定する。
夏季、企業に勤める会社員はスーツおよびネクタイは着用禁止。
(プライベートでおしゃれで勝手にスーツを着る人は関係ない)
会社員でスーツを着用した場合は、
地球環境悪化罪および電力消費負担増加罪で、
その企業に罰金を取ることにして実効性を高める。
おかしな法律だろうか?
女性が薄着で寒がっているのに、灼熱の最中、スーツを着る馬鹿者のせいで、
余計地球は温暖化し、電力消費増加のせいで、
暮らしの安全性を脅かす原発を建てないといけないなんて、
こんな害悪なものはない。
電力消費するから石油が必要になり、
化石燃料の奪い合いから戦争が起こる。
思えば、日本の学校はやたら意味なく服装や格好にうるさい。
金髪、茶髪はもってのほか。
スカートの丈やらズボンの形まで、
なぜ学校ではあんなに服装にうるさいのに、
大人の社会は不合理な服装を「義務」づけているのだろう。
そういうバカなことをしているから、
ヤマンバみたいな女子高生を大人たちはバカにできないわけですよ。
ヤマンバ女子高生以上に30度を越える夏に、
スーツ・ネクタイを着ている方が馬鹿者なのだから。
小泉政権はその意味では、歴代内閣が失敗してきた夏服ルックを、
クールビズという形で一歩進めたことは、
郵政民営化に次ぐ素晴らしい実績かもしれない。
はじめはマスコミはバカにしていたけど、
小泉内閣のクールビズルックのおかげで、
結構昨年あたりからスーツ・ネクタイ着用が薄れた。
かさこ内閣はさらに一歩進めて、スーツを禁止します。