原発建設はテロリストの仕業?
2011年 04月 18日
しかし国民は驚いていない。
そんなのとっくに溶融してたんだろ!と。
だいたい福島原発事故の問題はまだ何も片付いてないのに、
この国のテレビはもうすっかりバラエティ番組一色。
国営放送(NHK)すらニュースをやらずに、
くだらん番組を平然とやっているのに驚く。
もしこれが海外だったらどうだろう?
原発ニュースを四六時中やっているテレビ局が、
1つか2つあってもおかしくないんじゃない?
すっかり国民はテレビでほとんど取り上げられないから、
安心しきっているように思える。
ただ福島で終わればまだいい。
だって日本全国にはまだまだ原発がある。
しかも地震多発地帯に。
地震が多い新潟中越には柏崎刈羽原発が。
東海大地震がもし来ると浜岡原発が。
今はなんだかわりと多くの人はのん気だ。
福島で放射能が漏れたって東京まで遠いし微量じゃないか。
福島県民は住めなくなるかもしれないけど、
ぐらいにしか思っていないのかもしれない。
でも福島以外にも原発はある。
地震や火山が活発になっている今、
他の原発がある場所で福島と同じ過ちが起きる可能性がある。
すると首都圏なんか北から西から、
あちこちから放射能の危険性がある。
日本に生まれた以上、地震は恐いけど、
ある意味では仕方がないというあきらめはある。
地震の揺れの数分さえなんとか生き延びれば、
あとはどうにかなるかもしれないという、
地震大国ならではの希望的観測があるかもしれない。
でも今回のように地震だけでなく原発事故が他で起こったら・・・。
今、広瀬隆氏の「原子炉時限爆弾」を読んでいる。
文字通り、日本中に地震が来たら爆発する、
原発というとんでもない時限爆弾が仕掛けられている、
という主張だ。
3月の大地震と福島の原発事故が起きる前にこの本を読んだら、
「何を大げさな、いくらなんでもそんなこと起こるわけがない」
と笑ってやり過ごせたかもしれないが、
今読むと実に恐ろしい。
福島で終わればいいが、
福島だけで終わらない可能性がある。
そうなったら日本はどうなってしまうのか。
もしかして原発って、
日本を敵対する工作員が何十年もかけて、
日本に侵入して原発推進して建設することで、
「時限爆弾」を仕掛けたんじゃないかとすら思ってしまうぐらい、
地盤が弱いところや地震が多いところに狙い撃ちで、
原発が建てられているように思う。
一体、なんで原発推進してしまったのだろう。
地震だけならなんともなかったはずなのに。
とはいえレベル7の事故になろうが、
日本人はある意味では「冷静」なのかもしれない。
レベル7の事故が日本で起きて、
西日本に逃げなくっちゃって話を、
先日、東京の居酒屋でのんびり飲み話としてしている、
そのギャップを思う。
もしそんなに大変なら東京で酒飲んで、
話なんかしてる場合じゃなく、
今すぐにでも防護服着て、
西日本に脱出しなくちゃいけないんじゃないかとか。
ただどうなんだろう。
原発のすぐそばにいて、
急性被爆してすぐ死んでしまうというのなら、
日本中がパニックになるんだろうけど、
“多少の”放射能物質がきて被爆して、
数十年後にがんになる確率が多少上がりましたってことだけなら、
よっぽどタバコの副流煙浴びている方が悪いだろうとか。
だから別に赤ちゃんや小さな子供がいない限り、
レベル7だろうが溶融だろうが、
のん気に暮らせるのかもしれない。
ただ確実にいえるのは、
この先も日本で大地震が起きる可能性があり、
原発は福島だけではないことだ。
さて日本人はどうしたらいいんだろう?
放射能ぐらい平気だともういっそ開き直るのか、
それともみんなで西日本に避難するのか。
(西日本にも原発はありますが・・・
それに西日本って、
中国からいっぱい有害物質が飛んできてんじゃないか?とか。
福島の微量の放射能と、
中国の有害物質と果たしてどちらが健康被害があるのか、
私にはよくわからない)
次の大地震はどこで起こるのだろう。
そして「第二の福島」が出ないことだけを祈りたい。