自分の頭で考えられる兵士になれ!
2011年 05月 19日
何事もいろいろ考えすぎてしまい、結果、何も行動できないタイプと、
何事も考えるより前に、目の前のことに即行動してしまうタイプ。
いずれのタイプもあまり好ましい対応の仕方とは言えない。
それでは問題の解決には役に立たない。
例えば、目の前に川で溺れている人がいるとしよう。
考えすぎてしまうタイプは、
どんな方法で助けるか、ああでもないこうでもないと、
いろいろ考えてばかりで、いつまでたっても何もしない。
結果、溺れている人を見殺しにしてしまう。
一方、即行動してしまうタイプは、
状況判断もせず、溺れている人がいるなら助けなくちゃと、
何も考えず川に飛び込んでしまう。
結果、助けるどころか自分も溺れてしまい、死んでしまう。
だから、考えられる兵士になれ。
考えているだけで何もしない司令官ではなく、
司令官の言うことなら、何でも言うことを聞いてしまう兵士ではなく、
自分の頭で考え、情勢を判断でき、
その考えをもとに行動できる兵士。
これは私の個人的な感覚だけど、
考え過ぎて何も行動できないタイプは男性に多いような気がする。
一方、あまり考えずに突っ込んでしまうタイプは、
どちらかというと女性に多いような気がする。
性別はともかく、どちらのタイプもだめだ。
思考力100だけど行動力0では何もできないし、
行動力100だけど思考力0では、
行動したことが無駄になる可能性が高い。
考え、行動する。そのバランスが大事。
私がつぶやきかさこで一貫して読者の方々に伝えたいのは、
自分の頭で考え、そして実際に行動しようということだ。
震災直後の月曜日に、電車本数1割なのに、
普通通りに会社に行くのがいいのかどうか。
「みんなが行くから行かなければならない」
「決まりだから行かなければならない」
と思考0で行動100になってはいないだろうか?
節電の必要性が叫ばれているため、
気温が35度もあるのにクーラーは我慢しているのに、
ジャケットとネクタイをしているみたいな。
これも思考0。
少し自分の頭で考えればわかることじゃない?
何をすべきかってことが。
みんながとか、常識とかじゃなくって。
考えすぎて何も行動できない人も、
考えずにやみくもに行動してしまう人も、
どちらもはっきりいって力み過ぎで、
気持ちに余裕なく焦りすぎなのだ。
焦ったって何もいい結果は生まれない。
昨晩、福島いわき市の避難所運営をしている、
文京区のNPO法人の人たちの会議と飲み会があった。
そこでNPO法人のある人がこんなことを言っていたのが印象的だった。
「私らの団体は別に強烈な使命感を持って、
被災地支援をしているわけじゃないんです。
というかそんな使命感に燃えていたら、
2ヵ月も支援し続けることはムリだったでしょう。
その前に燃え尽きてしまいますよ。
自分たちができることを自分たちのペースで、
気長に気楽にやることが大事だと思ってます」
実際、土日に被災地取材をしたが、
使命感に燃え過ぎていて、
息切れしてしまっているボランティアの人たちを多く見た。
彼らにしてみれば、こんな甚大な災害が起きているのに、
何もしないなんて許せない、何かしなければならないという強烈な焦りや、
使命感という名の義務感みたいなものに支配されているがために、
力が抜けず120%で行動してしまっているために、
逆に空回りしてしまっていたりする。
いい意味で力を抜いて物事に対応する。
物事や状況を一歩引いた形で俯瞰して見るクセをつける。
でないと考えてばかりで思いつめて何もできなかったり、
考えずに突進してばかりで役に立たなかったりする結果になりかねない。
どちらかのタイプになってしまうのではなく、
自ら司令官のように考えることができ、
そして自ら兵士のように行動ができる人になる。
思考も行動もできる「自分の頭で考えられる兵士」になることが、
重要ではないか。
自分がどちらかのタイプに偏っていたら気をつけたい。
私はどちらかというと考えすぎて、
あまり行動できないタイプかな。
気をつけなくっちゃ。
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