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もう原発の話題はうんざりという人へ~ぜひ見て欲しい動画、本、ブログ

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もう原発の話題はうんざり。
地震の話題ももういい。
被災地の現実もできれば見たくない。
ましてや放射能の話なんてやめてほしい。
もう、いいじゃないか。
今、こうして平和に暮らせているのだから・・・。

不都合な真実。
人間は自分にとって都合の悪い事実から、
目をそらす傾向がある。
どこかでわかっていながら、その事実を認めたくない。
だから見て見ないふりしてやり過ごす。
入口で受け付けないようシャットアウトしてしまう。
そして自分の信じたいものだけを、
自分の見たいものだけを、
「事実」として受け止めようとする。

それは生きていく上での防御手法でもある。
すべてのことを真に受けていたら、
まともになんか生きてはいけない。
特に自分にとって不都合なことであればなおのこと、
目をそらさないと心がもたず、
日常生活をまもとに送れなくなってしまう可能性もある。
嫌なことをすぐに忘れる忘却力や、
うっとうしいことを受け流すスルー力は確かに必要だ。

しかし目をそらしてはならない事実もある。
というよりその事実から目をそらしたら、
何の問題も解決できず、
結局、その人自身やその国家自身に未来はなくなってしまう。

にもかかわらずそうした事実を見たくないと思うのは、
いわば原発を誘致した自治体や、
麻薬にすがる常習者や、借金を重ねる多重債務者と同じ。

ただ今が気持ちよければそれでいいという、
目先の快楽を追い求めるために、
長期的に見れば破滅に至る道を、
わかっていながら選んでいることになる。

5月になって福島原発で起きていたとんでもない事実が、
次第に明らかになってきた。
しかし国民はバカげているほど冷静だ。
それは2ヵ月経った今、聞かされたからであろう。
もし2ヵ月前、余震も多く、
次々と原発で事故が起きるオンタイムのなかで、
メルトダウンしたとか大量の放射性物質が放出されたとか聞いたら、
間違いなく、日本は大パニックに陥っていただろう。

最近、原発や地震、被災地の話題を日記で取り上げることに、
読者との温度差を感じることが多い。
「もういいよ、かさこさん。どうしようもないんだし。
だいたい今は平和なんだし、何の問題も起きていないんだから、
もう原発、原発ってうんざりだ」

上記のような感想を直接的に言われたわけではないが、
10年も毎日更新ブログをしていると、
なんとなく読者が感じている空気感がわかるようになる。
今日の話題はタイミングとしてよくなかったかなとか、
見事にタイムリーな話題で読者も読みたかった内容だったかなとか。

人間は2つのことに弱い。
1つは見えないものに弱い。
例えば戦争のような危機の場合には、
敵として形をなしているものがあるから、
それに対して脅威を感じたり、
対策を練ったりはできる。

しかし残念ながら放射能とか電気とか、
目に見えないものはピンとこない。
どこに脅威があるのかもわからない。
危険だと騒げば騒ぐほど、空騒ぎのような気がする。
だからこそガイガーカウンターといったような、
放射線測定器で数値化することが必要なのだ。
数字に表れれば人はなんとなく危機感がわかる。

そしてもう1つ、人間が弱いのは、
すぐに結果がわからない長期的なもの。
例えば新型インフルエンザにかかると3日で死にますとか、
放射能を浴びると10時間で死にますとか、
そういう短期的な脅威に対しては危険を感じることができるが、
5年後か10年後にガンになる確率が高いかもしれないなんていう、
そんな先の話になってしまうと、
めっきり人は危険を感じなくなってしまうのだ。

今、日本人は大きな危機に直面し、
今後、幸せで豊かな社会の基盤をもう一度作り直せるのかどうかの、
大きな岐路に立たされていると思う。

しかしながらあまりに311のショックが大きかったせいか、
あの時、騒ぎすぎたせいか、
2ヵ月もするとすっかり「どうでもよく」なってしまい、
「もうその話題はうんざりだ」といったような、
自分に都合の悪い事実から目をそらす意識と、
目に見えないものの危険を騒がれてもという意識と、
今は大丈夫なんだからこの先のことを言われてもわからない意識。
この3つの逃げの意識から、
危険をスルーしてしまっているようにも見える。
ある種の思考停止状態だ。

いや、私は別に日本人が滅んだって、
自業自得だから仕方がないとも思うし、
どこかに逃げるより日本で早死にする方が幸せだと、
考えるのはそれはそれで仕方がないと思う。

自分は最悪の危険性を承知した上で、
でも自己責任の上でそうした生き方を選びました、
という人はそれでいい。
ただ今の多くの日本人は、
想定外を連発した政治家や官僚や東電のように、
危険性があることを考えたくないから、
不都合な真実から目を背けて行動しているのではないか。

それで3年後か5年後かに、
自分はともかく子供や孫や愛する人が、
ガンや白血病で死んでしまってもいいのかを、
今、考えなくてはいけないと思う。

ぜひ下記の動画と本を見てほしい。
その上で自分の今後の人生を考えてほしい。
ここに紹介していることが、
すべて「事実」なのかはわからないが、
まず知っておくことが大事だと思う。

動画:ETV特集「ネットワークで作る放射能汚染地図 福島原発事故から2か月」
http://www.youtube.com/user/daisuki0721#p/u/6/WhPx6s1800Q

本:「暴走する原発~チェルノブイリから福島へ、
これから起こる本当のこと」広河隆一著
http://amzn.to/lrtEt7

本:「原発に頼らない社会へ こうすれば電力問題も温暖化も解決できる」田中優著
http://amzn.to/jwFZk8

ブログ:武田邦彦氏(中部大学)
http://takedanet.com/

by kasakoblog | 2011-05-26 23:21 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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