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データ隠蔽はパニック防止のためと言えばいい

政府、東電、官僚が福島原発事故に際し、
大量の放射性物質放出の事実を、
ことあるごとに隠蔽していたことが、
今、次々と明らかになった。
データ隠蔽についていろいろ言い訳しているが、
どうせならいっそのこと、
「震災直後に事実を公表したら、
間違いなく社会は大パニックとなり、
日本経済が長らく麻痺する恐れがあると考え、
情報を敢えて未公表にした」とでも言えばいいのにとも思う。

私は情報を隠蔽するのがいいとは思わない。
どんな事実でも直ちに公表すべきというのが正論だろう。
でももし3月11日の震災のすさまじいまでの、
地震・津波被害映像が明らかになるなか、
福島原発はメルトダウンし、
日本全土に通常の何百万倍ものの、
放射性物質が放出されましたと発表したらどうだっただろう?
と思うと、それはまたそれで実に恐ろしいことが起きたかと思う。

事なかれ主義ではなく、真の危機対応をした外国人は、
空港に殺到して日本を脱出し、
外資系企業は西日本に逃避した。
当時はデータを隠蔽したおかげで、
多くの日本人が「何もそんなおおげさな」と、
外国人の行動を冷ややかな目で見ていただろうが、
もし事実が公表されたらどうなったか。
日本中、特に東京圏中の人たちが、
外国人と同じく空港や駅や道路に殺到し、
多くの人が仕事を投げ出し、逃げたら、
それはすさまじい社会混乱が起き、
1カ月ぐらいは社会機能が麻痺したのではないか。

いやもしかしたらそんな大パニックが起きようとも、
公表して一人でも多くの人が、
福島から離れて逃げ出した方がよかったのかもしれない。
もちろん、3月11日の震災直後ですら、
電車やバスやタクシーに殺到し、
首都圏の交通網が完全麻痺したように、
事実を公表してみんな逃げようとあふれかえっていても、
逃げることができず、
逃げようと外に出ていたために、
結果、今より以上の放射能を浴びる結果になった可能性はあるわけだけど。

だからまだ政府も東電も官僚も、
未公表のデータを明らかにするなら、
苦し紛れのでまかせの言い訳するぐらいなら、
「国民の安全を考えてパニック阻止のために、
あえて情報をコントロールした」と言えばいい。
もちろんそれは賛否両論あるんだろうけど、
少なくとも今のような、
どうしようもない言い訳しかできない輩よりは信用できる。
なぜなら、
1:事態を正確に把握できていた
2:その情報を公開すべきか影響度を考え判断した
という2つのことをできていたからだ。

ところがどうも今の状況を見ると、
1:隠蔽というより事態を正確に把握できていなかった
2:一部の都合の悪いデータはとりあえず握りつぶした
3:あとでわかると面倒だから適当な言い訳つけて、
今になって未公表データがあったから公表しましたと、
隠蔽ではない既成事実を作り上げておいた
という、どうしようもない人たちであった可能性が高い。

我々はこんな人たちに命を預け、お金を預け、
生活に必要なライフラインともいうべき電気を任せていた。
もはや手遅れかもしれないが、
そういうとんでもない輩に自分たちの命が握られていたことがわかった。

でもネットには早くから放射能汚染を指摘し、
危機を訴えている人もいた。
少なくとも北朝鮮や中国よりはマシらしい。
ネット程度なら表現の自由は認められているから。
(既成のメディアだと原発に都合の悪い発言はできない恐れがある)

被害を受けてから損害賠償して金をとることもアリかもしれないが、
できれば被害を受けずに済む方がいい。
そのためには自衛するしか方法はない。
自衛といっても一般庶民は限られたことしかできないが、
既存メディアや政府・東電・官僚の発表を鵜呑みにせず、
「これウソじゃない?」とも思える、
海外メディアのニュースやネットの情報を積極的に取り入れるとか、
今後、再び原発で事故が起きて、
大量の放射能物質が放出された際に、
自分でチェックできるよう、
ガイガーカウンター(放射線量計)を買っておくとか。

品不足とか言われているがアマゾンではいろんな種類のものがあり、
中国製で5万円ぐらいのものなら、1週間程度で手に入る。
※私も購入して先日届いた。
まだいろんなところで計っていないので精度は不明だが。

だいたい未だ避難している被災者がいるなか、
国会では与党も野党も菅をおろすとかおろさないとか、
茶番劇をやっている。
目の前で人が溺れているのに、
おまえ(菅)じゃ助けられないとかいって、
どうやって助けるかの対案もろくにないまま、
とにかくおまえ(菅)じゃ助けられないから、
誰かに代われと溺れている人の目の前で、
みんな何もしないでただひたすら騒いでいる。
誰がおまえ(菅)に代わって溺れている人を助けるのかを決めないまま。
そんなすったもんだをやっている間に、
目の前で溺れている人は死んでしまいますよという話。

今、私たちはそんな国に生きている。
国はたいして何もしてはくれない。
いや何もしてくれないならまだいい。
下手をすると今回のように、
危険だとわかっていながら、
危険な情報を国民にわざと隠すことすらする。

でもだからといって今すぐ何か脅威があるわけではない。
そもそも日本以外だってろくな国家はない。
ただ今回の原発事故対応がどういう事態を引き起こすのかは、
5年後、10年後になってみないとわからない。
その時には政治家も官僚も東電もみんな当事者は役職者にいず、
たまたまその時に役職についてしまった人が、
とばっちりを受けるのだろう。

自衛できることはできるだけ平時のうちにしておきたい。
いずれまた事故が起きれば、
すさまじい大混乱に陥るだろう。

by kasakoblog | 2011-06-06 19:07 | 政治

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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