やりたいこと実現するなら名刺を作れ~新名刺作成しました
2011年 06月 12日


猫写真入りかさこ新名刺を作成しました!
7~8年ぐらい前から、会社の名刺とは別に、
個人で仕事を受ける際の個人名刺を作成していた。


以前、作ったのはこんな名刺。
この名刺でもかなりインパクトあります。
名刺で重要なことって、
1:すぐに覚えてもらえる
2:名刺から話題が広がる
3:何ができる人なのかがわかる
の3つだと思うけど、
このどでかい文字で「カメライター」という、
耳慣れない肩書きが書いてあり、
さらに「かさこ」という、
ユニークな名前ならまず忘れられない。
そんなわけで前の名刺もかなり気に入っていたんだけど、
もう名刺がなくなりそうになったので、
今回新たに作ることにした。
でもいざ名刺のデザインをしよう思うと、
これはこれでなかなか奥深い。
上記3つを実現できる名刺にブラシュアップしようと、
いろいろな人の名刺を見て参考にした。
大企業の名刺は参考にならない。
白い紙に黒い文字で住所、連絡先、名前、部署名など、
必要最低限のことしか書かれていない。
彼らは名刺のデザインで主張する必要はない。
企業のブランド力・知名度で勝負できるからだ。
でもフリーランスでやっている人はそうはいかない。
だから名刺を工夫する。
ユニークな名刺で参考になったのは、
仕事をお願いしているデザイナーさんやカメラマンさんの名刺。
いろんな名刺を見ていて気づいたこと。
1:白ではなく全面に色をしくと目立ち、
名刺の束から探す時も「この人は●色の名刺」と探しやすい。
というわけで今回、名刺の表は、
白地からオレンジ色をしくことに。
2:写真があると目立つ。
私の場合、ツイッターやミクシィ、ブログのアイコンに、
竹富島の猫写真を使っている。
この猫写真を名刺に入れたいと思っていた。
ネットと名刺の猫写真から、
「あっ、かさこさんだ」とイメージしやすくなるからだ。
しかし写真の入れ方が難しい。
プロフィールのように名前の脇に小さく入れると、
顔写真ならいいけど猫写真だと、
なんとも収まりが悪い。
そして何より私の場合、写真を撮影できる、
というのも1つのウリなので、
写真をよく見せたいという想いがあった。
そこで表面にちょこっと入れるのはあきらめて、
裏面に全面で写真を使う方法を選んだ。
3:できることを書いておく。
今まで名刺の裏面には著書を入れておいた。
でもさすがに16冊もあると全部は入らない。
そこでホームページをリニューアルした際に、
「自分はこんな仕事ができます」と箇条書きに書いたものを、
裏面に猫写真の上に配置することに。
4:形は普通が一番。
名刺で目立つために名刺の形を変えている人もいる。
普通の名刺サイズ(55mmx91mm)ではなく、
大きかったり、小さかったり、
中には見開いた冊子風になっているのもある。
しかしこれはダメだなと思った。
管理がしにくい。
みんな名刺入れとかに入れて管理するわけだけど、
1人だけ大きさが違ったりするとすごく不便。
相手先の名刺管理にとってユーザーフレンドリーではない。
名刺の形で目立とうとしてはダメなんだなと考え、普通の形に。
とこんなわけで、かさこ新名刺のデザインができあがった。
ただ問題はコスト。
名刺は片面だけ刷るか両面刷るかで大きく値段は変わり、
かつ両方ともカラーになれば値段ははねあがる。
とはいえ仕事を獲得する重要なツールなので、
ケチるわけにもいかない。
印刷会社に見積もりをとると、
500部、両面カラーで1万円を超えた。
さすがに厳しいなと思ってネットで調べると、
オンラインネット印刷会社なら、
名刺印刷で安いところがいっぱい出てきた。
なかでもずっと気になっていたのが「プリントパック」。
あらゆるパターンの見積もりがネットに掲載されていて、
500部の名刺の場合、
片面モノクロ 1540円
両面モノクロ 1690円
片面カラー 1740円
片面カラー/片面モノクロ 3220円
両面カラー 3820円
となっていた。
両面カラーでも3820円なら文句なし!
しかもイラストレーターやフォトショップで作成しなくても、
ウィンドウズのオフィスソフトのデータでも大丈夫というので、
それなら自分で作れる。
ただ唯一の心配は校正をとりたいということだった。
頼んだはいいけど、
いきなり納品された500部の名刺を見たら、
写真がきれいに写ってないとか、
思った色味と違ったとなると、無駄になってしまう。
しかし別料金を払えばプリントパックでも校正がとれる。
簡易校正1部で1300円もするが、
この手のネット印刷会社に頼んだことはない不安感があったので、
校正とって色味を見れば安心できるなと思い、
校正込み、納品費込みで5120円、
500部両面カラーの名刺をお願いしたが、
完成したクオリティに問題はなく、
しかも進行状況が逐一メールできて、
しかも全部ネットのやりとりで完結できるので、
すごく便利だった。
そんなわけで名刺ってとっても大事。
特に企業の知名度がないところは、
1:すぐに覚えてもらえる
2:名刺から話題が広がる
3:何ができる人なのかがわかる
の3点に配慮した名刺を作ることが大事ではないか。
また、もし今、自分がやりたいことや、
なりたい職業があったら、
まず名刺を作ってしまうというのが夢実現への第一歩だ。
社員寮の食事を作る仕事をしていた若い女性が、
仕事を辞めてライターになるために、
「ライター コヤナギユウ」という名刺を作って、
次から次へと名刺交換をしていったら、
念願かなって、書籍の出版社に転職できたという。
*書籍「給食のオバサンだった私が下北沢で店を持ちつつ
デザイナーで社長をやれている理由」より
仕事をするためにはまず名刺を作る。
ライターだろうがデザイナーだろうが、
絵本作家だろうがミュージシャンだろうがモデルだろうが、
名刺を作って名乗ったもん勝ちなのだ。
名刺があれば仕事が入ってくるようになる。
だからなりたい仕事ややりたいことがあったら、
自分が望む肩書きを掲げた名刺を作ってまけばいいのだ。
そんなわけで私も、
撮影と文章を両輪にした活動をしたいと思い、
「カメライター」という名刺を作って、
もう7~8年前から活動している。
今年は新たな活動の場を広げるために、
昨年作ったかさこ会社案内ともいうべき、
「かさこマガジン」と名刺を同封し、
出版社300社ぐらいに勝手に郵送している。
そうしたDM的なアプローチであっても、
普通の名刺で印象に残らないようなものであれば、
「なんだ営業か」と思ってぽっと捨てられてしまう。
でも「カメライター」だとか、
かわいい猫写真がある名刺とかだったら、
ちょっと見てみようかなって気になるのではないか。
たかが名刺、されど名刺。
ぜひみなさんもやりたいことを実現するために、
自分名刺を作ってみたらどうだろうか。