世界の国家が次々と破綻するかも
2011年 06月 24日
世界なんかを考える余裕がなかった、
この3ヵ月だとは思うが、
実はまた世界経済がきなくさくなり始めており、
「日本経済は震災でダメージを受けたけど、
世界経済は安泰だから日本も回復する」
というシナリオが揺らぎ始め、
リーマンショックまではいかないまでも、
またしても世界同時不況が訪れようとしている。
まず予想に反してずっこけたのがアメリカ。
所詮まだまだ世界はアメリカ経済頼みなのだが、
アメリカ経済があんまりおもわしくない。
さらにアメリカの財政問題も深刻だ。
アメリカが世界中にばらまいている借金の借用書=米国債だが、
格付け機関が先進国で最悪水準の債務に警鐘をならすため、
米国債の格付けを引き下げる可能性に言及したという。
米国債が暴落すれば、米国債をたんまりもっている、
日本や中国はじめ、世界中の国家の資産が減少することになる。
ヨーロッパは相変わらずどうしようもない。
ギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペインなどの、
財政問題が足を引っ張っており、
特にギリシャはもう国家財政破綻目前だ。
国が借金を払えず、自己破産してしまうようなもの。
国民は国家破綻による銀行の取り付け騒ぎに備え、
銀行預金を全額引き出し金貨を購入する動きが活発化しているという。
ギリシャだけ破綻してくれればいいものの、
ユーロという一体地域になってしまったため、
その悪影響をユーロ各国が受けてしまう可能性がある。
場合によってはユーロ崩壊なんて可能性も出てきた。
最期の頼みは新興国。特に中国。
しかしながら相変わらず不動産バブルなどがひどいらしく、
バブル崩壊に伴うショックがある可能性が高い。
特に中国人はギャンブル好きな性格から、
不動産や株への投資は積極的な国民なので、
市場が暴落すると実体経済にも影響がある。
新興国で注目されているブラジルもバブルとインフレで、
過熱した経済が一度クラッシュする可能性が高い。
そして日本はただでさえ弱いというのに、
震災と原発のダブルパンチでどうにもならない感じだ。
そんなわけで世界全部がダメ。
というか世界はもはやグローバル化になってしまったため、
ドミノ倒しのようにどこかがおかしくなると、
みんなおかしくなる可能性がある。
あちことに火種がある状況で、
世界経済一斉ドミノ倒しが訪れ、
もしかしたら資本主義経済の仕組みが揺らぐほどのショックが、
(ユーロ崩壊、米国債デフォルトなど)
震災と原発で大変な日本に追い討ちをかけようとしている。
一応、世界経済ではそんなあやしげな雲行きであることを、
どこか頭の片隅においておくとよいと思う。
もしかしたらまたリーマンショックのように、
なんちゃらショックだと大騒ぎする日が近いかもしれない。