人生の舞台は日本だけじゃなくていい
2011年 08月 20日

夏休みです。
イタリアに行きます。
(写真は今年1月にいったパリですが・・・)
当初は写真集撮影のための仕事だったが、
純粋な夏休みの旅行に変更。
といっても写真はいっぱい撮ります。
もしかしたら何らかの“仕事”になる可能性はあります。
海外の中ではイタリアって、
結構、イメージしやすい国だと思う。
そのせいか、「チベットに行きます」「ネパールに行きます」
とかいうより「イタリア!いいな!」
って返答が周囲から返ってくる。
みなさんがイメージするようなイタリア的景色を写し撮りながら、
みなさんがイメージするイタリアとはまた違ったイタリア的景色を、
写真に撮って見せられるんじゃないかとわくわくしてます。
「せかいはおもしろさであふれてる」
とかさこマガジンvol1で書いた。
でも日本で3.11が起きて、
被災地や被災者に、
「せかいはおもしろさであふれてる」
なんてメッセージを言えなくなった。
でもこの世から「おもしろさ」がなくなったら終わりだし、
やっぱり世界を見渡せば「おもしろさ」であふれていることに、
間違いはないと思っている。

7月に旅した秋田の道祖神の写真を見せたら、
「えっ、こんなのが日本にあったの!」と十中八九驚く。
しかも旅好きや博学な人に見せるとその効果はてきめん。
「日本で見たことがない、まったく知らないというものを、
見せられるとは思わなかった。しかもおもしろいし」と。
日本も世界もまだまだ私たちの知らないものはいっぱいある。
インターネットだグローバル経済だといって、
世界を知り尽くした気になって、
旅をする人が減ったりしているわけだけど、
世の中にはまだまだ驚くべきものが残されている。
自分が知らないだけで。
そんなものがこのイタリア旅行で撮ってこれるんじゃないか。
いやそんな突飛なものではなく、
心洗われる美しい風景や荘厳で圧倒される建物など、
そういった景色を撮って、
みなさんにお見せできるのではないかと思っています。

日本には“まがいもの”の景色や建物が多い。
まがいものに囲まれた生活をしていれば、
そこに暮らす人もおかしくなる。
そんなことをつい最近、2人の人から教えてもらった。
一人は著名な建築家。
一人は写真も撮るデザイナー。
「景色が壊れる」「景色がおかしい」ということは、
そこに住む人間も壊れるし生活もおかしくなる。
まがいものでなくホンモノを。
歴史と生活に根づいた地に足ついた景色と建物を。
そんな景色や建物を撮って、
ブログにアップしていきたいと思います。
一応すべて泊るホテルではネットを使える予定。
朝から晩まで毎日のように動き回るので、
写真をアップする元気はないかもしれませんが、
できる限りイタリアからブログをアップしていく予定です。
イタリア旅行を終えたら、
「せかいはおもしろさであふれてる」第二弾、
かさこマガジンvol2の制作にとりかかるつもり。
前回の16ページから32ページに増量予定。
それとあわせて10月の土日のどこかで、
都内の歴史ある旅館の大広間を借り切って、
かさこパーティーをやる予定です。
乞うご期待!