水の都ヴェネツィアに行ってきた~旅は自分への“投資”
2011年 08月 27日

昨日は南イタリアのアマルフィ海岸に行っていたのに、
今日はイタリア北部のヴェネツィア観光。
相変わらず日本と同じように、
縦横無尽、神出鬼没にあちこち駆け回っています。
当初ヴェネツィアに行く予定はなかったものの、
時刻表で調べると、
フィレンツェから電車で2時間で行けることが判明。
10数年前、学生時代に1度行ったことがあったが、
また行きたいなと思い、意外と近いことから行くことに。
駅を降りるとすぐ目の前がもう水路で、
船が行き交っているというまさに水の都!
観光用のゴンドラに乗ると、
ものすごい値段をとられるみたいだけど、
交通手段用の船ならまだ1回6.5ユーロと割安。
駅前の乗り場より1つ手前から乗ると始発なので、
そこから乗車し、最前列の特等席に座って、
のんびり約40分、駅前からサンマルコ広場までの船旅を楽しんだ。


帰りは水路が入り組んだ狭い路地裏道を行き、
駅まで歩いて帰ってきた。
ちなみに午前中はフィレンツェの町を散歩。



昨日アジアのようなナポリにいたのがウソみたいに、
同じく国とは思えないほど、
昔ながらの由緒正しき、これぞヨーロッパという町並みで、
安心して歩けた。
南イタリアにせよ北イタリアにせよ、
食べ物がうまいというのが、
ほんとありがたいし、旅していて不便しない。
私の経験上、フランスやイギリスなんか行ったら、
ろくにおいしいものがなくて、食べ物にものすごく苦労した。
3000円、4000円出せば話は別だけど、
1000円前後でおいしいものに出くわす確率は極めて低く、
マクドナルドやサブウェイや、
中華料理やインド料理や日本料理などを、
旅行中に取り入れていかないともたない。

しかしイタリアはどこいっても食べ物がうまい!
ほぼ連日、昼も夜もパスタを食べているけど、
ぜんぜん飽きないし、おいしい。
海外旅行の食事って意外と期待はずれなことが多いなか、
まったく食事探しに苦労せず、
リーズナブルでおいしいものにありつけるイタリアは、
ほんと素晴らしい旅行地です。
今回は南イタリアを中心にしながら、
フィレンツェもヴェネツィアも欲張るという、
連日のように朝から晩まで動き回る撮影旅行をしてきましたが、
明日もう1つとってもいい町に行ってそれで終わり。
日曜日に日本に帰ります。
今回は仕事ありきの旅ではないので、
何らかの形になるかはまだ未定ですが、
きっと後で何らかの形(仕事=お金)になると思います。
最近の私の旅行は仕事なんだかプライベートなんだか、
はっきりわからない感じ。
仕事前提でなくても旅行したものが、
後から仕事になることも多い。
だから今の私は仕事があって旅をするというより、
勝手に自費で旅行してきて、いろんな写真を撮影したり、
いろんなネタを仕入れていておいて、
それを後から“営業”して形にしていくスタイル。
いわば私にとって旅は投資みたいなもの。
先に金を出し、後から仕事になれば、
それでいくばくかの旅費を回収し、
またその資金をもとに新たな旅に投資する。
別に仕事(金)になるかならないかは、
それほど気にしているわけではなく、
純粋に旅行が楽しいので、
いろんなところに行っているわけですが、
そこで仕事になればまた新たな旅の資金が確保できるわけで、
また楽しい旅ができるといういいサイクルが生まれつつあります。
仕事にならなくても、
ホームページにアップして、
いろんな人に見てもらって、
感想をもらえるのが何よりうれしい。
今、私はそんな旅の仕方をしています。
私にとって旅は自分の楽しみでもあり“財産”にもなるので、
旅に自分の資金を投資しているわけですが、
みなさんも何か自分の好きなことに“投資”すればいい。
株やFXなんてギャンブルやるより、
間違いなく投資効率がよく、自分に必ず返ってくる。
好きなことにお金を使うのは趣味に過ぎないわけだけど、
それをネットにアウトプットしていけば、
それは趣味から仕事に変わる可能性が高くなる。
今、世界は人災と天災によってクラッシュしようとしている。
米国債暴落による戦後資本主義社会の崩壊と、
今後に起きる大地震・火山噴火と、
福島原発放射能漏れによる大混乱によって、
日本社会はめためたになる。
そんな時代に一個人が生き抜く方法は、
ニッチなことでもいいから、
誰にも負けない情熱を持っている、
自分の好きなことに投資をし、
それをネットで発表し続けることだ。
それが「残酷な時代に生き延びるただ1つの方法」と橘玲氏の著書で書いているが、
まさにそういう時代が訪れようとしている。
趣味もなく漫然と過ごしていたり、
会社一筋、仕事が趣味で、
仕事以外の趣味やプライベートがない人って、
今後、生き抜いていくのは難しいんじゃないか。
逆に言えば好きなことをやっている人には、
大きなチャンスの時代に。
社会がメタメタになり、
既得権益を持つ企業をはじめとした、
組織が立ち行かなくなった際、
問われるのは個人の力。
今まで無力だった個人の力を、
格安で大きな力に変えてくれるのがネット。
好きなことをし続けてネットで発信し続ける。
それが人生を楽しく生き、
かつ社会の根底が覆る過渡期に生き抜く唯一の方法ではないかと思う。
そんなわけでイタリア旅行も土曜日で終わり。
今回いろいろ撮影したものは、
順次ネットにアップしていきたいと思います。