ボランティアが被災者の自立を阻害する?のつづき
2011年 09月 02日
「ボランティアが被災者の自立を阻害する?!
~震災5ヵ月後のボランティアのあり方を問う」
http://kasakoblog.exblog.jp/15291070/
に登場する、清掃活動を抜け出して一人、
被災者の声を傾けようとしていた、
ボランティア団体FKPの安田よし美さんより、
誤解している、中傷だとの反論コメントがありましたので、
フェイスブック上でのやりとりを記載しておきます。
※このやりとりは、フェイスブック上の、
誰もが閲覧できるページでのものです。
非公開を原則とした私信でのやりとりではありません。
フェイスブックをやっている方は見れますが、
まだやっていない人の方が多いと思うので、
ブログにも転載いたします。
<安田よし美さんよりコメント>
8月7日に雇用促進住宅でお会いしましたFKPの安田よし美です。
お久しぶりです。
ブログ、拝見させて頂きました。
文中に私を指していると思われる人物が登場しておりますが、
かさこさんの中に少々誤解があるようです。
確かにあの日、FKPの他メンバーは久之浜で清掃作業をしており
その中で私ひとりがあの場所へ現状を知る為に伺いました。
しかしこれは決して私だけが気にしている事ではないのです。
雇用促進住宅にお住まいのEさんからお話を伺った後、
私が知り得た情報を自分のページのノートに書き込み、
それを読みあらゆる問題を知ったメンバーの中には
目をそらす事無くきちんと向き合おうとしている人達が居たのです。
そもそも私があの日Eさんを訪ねたのも個人的な行動ではなく、
FKPの活動のこれからに役立つ情報が得られるのではないかと思ったからなのです。
私はFKPの中に数人でも
確かに問題に向き合おうとしているメンバーの為に
情報を得ようとして動いているにすぎないのです。
>彼女だけはきっと気づいたのだろう。
>被災者が戻る気のない場所を、
>手作業で清掃活動なんかしても意味がない。
>そもそもそこにほとんど被災者がいないのだから、
>ボランティアをして支援をするなら、
>被災者がいる場所に行き、何が今、必要なのか、
>聞くべきではないかと。
↑この辺りの文を指してのことでしょう、
かさこさんと私の共通の友人であるIさんからのメールで
「よしみさんのこと誉めて書いてありますよー♪」と、ブログの事を知らされました。
もしかしたら彼女自身かさこさんに似た意見を持ち
私達FKPに何か投げかけたい思いがあったのかもしれません。
かさこさんのご期待を裏切るようで申しわけありませんが、
私はあの日を除く殆ど全ての清掃ツアーに参加し
他のメンバーと共に清掃作業を行っています。
もちろん一度として意味が無いなどと感じた事はありません。
でもまあ、ボランティアに対する中傷も称賛も
私にとってはあまり重要ではありません。
称賛を得ることが福島に通う目的ではないのですから。
それらの声はどうでもよいことですし
もっと言ってしまえば鬱陶しいだけのこと。
同時に人が心で何を思うかは自由であることも知っています。
自身の心や存在を広く知って欲しいという思いを
どのように表現するかもまた自由であることもよく分かっています。
だからこれまであなたのブログについて何も言わずに黙ってきました。
しかし、大変残念な事に極一部ではありますが
貴方のブログを読んであなたの持っている誤解を
そのまま共有してしまっている人がFKPの中にも存在する事を
最近になって知りました。
あなたのFKPに対する中傷にも似た文面に嫌悪し、
その上私も貴方に加担していると思い込んでいるのです。
貴方に不快な思いをさせるつもりはありませんが、
正直申し上げて迷惑だと感じ、不本意ながらもこのコメントを打つに至りました。
かさこさんが心の底から雇用促進住宅の問題を改善する為の力が
必要だと感じているのであれば、あなたの書いたブログは全くを持って逆効果です。
久之浜に現在住み続けている住民の皆さんと、
避難生活を余儀なくされている皆さん、
今も心がひとつであることは
27日(土)に開催された花火イベントで明らかになりました。
どちらがより困っていてどちらが恵まれているかを
天秤にかける事など誰にも出来ませんし、
それはとても愚かなことでしょう。
25日(木)の夜、あの雇用促進住宅の現状の問題点と
自治会の促進についての話し合いが初めて行われました。
かさこさんも良く知っている文京ボランティア団体のKさんから
お声を掛けて頂いて私も参加させて頂きました。
詳しい内容はKさんからお聞かせ頂くのも結構でしょうし、
後ほど私のページのノートに記載させて頂きますので宜しければご覧ください。
これから先、FKPとしてどこまでお力になれるのか、
又なれないかは私にも分かりません。
ただ、個人の有志で集まったボランティアグループの私達に
離れた場所から大きな荷を投げ込むのは止めて頂きたい。
そもそもFKPは「息切れしないペースで永く協力を続けて行きたい」
というコンセプトで生まれたグループなのです。
中には本当に息切れしてしまう程に頑張り過ぎてしまう人達も居ますが、
そうしたペースを常に求められれば
また今度は別の問題が発生する危険をはらんでいるのです。
ボランティアにのめり込み過ぎて
自身の生活を狂わせてしまっている人が世の中に大勢居るのを知っていますか。
せっかく注目されているプロのカメラマンさんのブログなのですから、
問題にはさまざまなアングルからフォーカスして頂けたら
読者としてはもっと興味深く拝読させて頂けるかと存じます。
狭い日本なのですからいがみ合わずに
助け合っていけば良いだけのお話ではないでしょうか。
あ、そうそう、雇用不足のお話ですが、
久之浜の6号線沿いにあるダイソー(100円ショップ)が
時給\800でレジ係募集してますよ。
1週間ほど貼り紙がしてあるし、まだ決まってなさそうです。
清掃作業よりずっと綺麗なお仕事でしょうし、
お仕事を探していらっしゃる方にお心当たりがあれば是非教えて差し上げて下さいね。
<かさこより返信>
FKPに対する中傷にも似た文面と書いていますが、どこが中傷なのでしょう?
中傷という言葉は重いです。
根拠のないことを言いふらして、他人の名誉を傷つけることですが、
ちなみに久ノ浜の方のあるコメントです。
8.17のブログはご指摘の通りです。
津波被災者は町を離れほとんどいません。
2000発の花火住民の反応は冷ややかです。
イベントやれば復興する?元気なる?と今日言われました。
派手にイベント自己満足?と思ってます。
;別にこの方の意見がすべてではありませんがご参考まで
<安田さんより返信>
中傷という言葉が重いと感じるのは
その言葉にお心当たりがあるからと感じ取れますが
言い換えた方がお好みでしたら
「根拠のないことを言いふらして、
他人の名誉を傷つける行為とも似た文面」と訂正しましょう。
これで大丈夫ですか?
>2000発の花火住民の反応は冷ややかです。
イベントやれば復興する?元気なる?と今日言われました。
住民の皆さんの反応を目の当たりにした私にはイマイチ説得力に欠けます。
はたしてそのような意見があの場に居た住民の方から本当に出たのか。
そもそも3.11による被災の規模が
イベントや花火くらいで復興できる程度であったかどうか、
被災地に住む皆さんが一番良く分かっているはずですものね。
どうしても住民を装った部外者の意見ぽく受け取れてしまうなぁ。
せっかくのお心遣いですが参考にしようがありません。
もしかしたらかさこさん、
正体のバレないネット上のやりとりだからと騙されているのかもしれませんよ。
ボランティア活動をしていない事へのコンプレックスを抱えた人間の
嫌がらせは執拗でタチが悪いそうですからくれぐれも気をつけて下さいね。
そんなことは無いとは思いますが、
万が一まだかさこさんご自身が花火の目的について疑問をお持ちでしたら
久之浜のボラに参加している山本さんのブログをご覧になってみて下さいね。
彼は私達のメンバーの殆どと同様に花火の意味について疑問を持ち、
その答えを出す為に実際に久之浜で清掃作業を含めるボランティアに参加し、
現地のあらゆる声を直接聞き出し、情報を集めてきました。
山本さんはプロのライターさんだけあって、
ありのままの状態が広い層の方に分かり易くまとめられていますので、
かさこさんにも何かが見えてくるかも。
ご参考まで
http://ameblo.jp/kei0002/entry-11003604204.html
<かさこより返信>
都合の悪い情報はふたをして、
自分たちの都合のいい情報を集めるのでは説得力ないのでは?
アメブロ読みましたよ。なんだやっぱり思いつきなんだって。
それよりボランティアは津波被害エリアの近い海側の場所に泊めていますが
イベント主催者に危機意識はないのでしょうか?
地震があって津波が会ったらどうするんですか?
マイクロバスでみんなで逃げますか?
その辺どうお考えでしょうか?
<安田さんより返信>
えーっと・・都合の悪い情報とかこれといって無いんですけどー。。
何か該当する情報事あります?
「ふたをする」とか、、、???
なんかかさこさん、目的が論議じゃなくて“言葉の攻撃”にすり替わってません?
ちょっと冷静になってくださいね。
「もしも花火の最中にもし再び大震災が起きたら」
「もしもつなみ警報が発令されたら」の対応については
主催者側の方に直接お話訊かれますか?
私、残念ながら災害時の避難誘導の担当ではなかったので。
連絡先が必要であれば別便メールでお教えしますよ。
そういえば隅田川の花火の最中に
もし津波が押し寄せるような関東大震災が起きたら
避難は間に合うんでしょうかね。
ぞっとしますね。
ちなみに私の方はかさこさんを説得しようとか思ってませんから
そんなに心配しないで下さいね。
迷惑掛けなければそれぞれで良いんじゃないでしょうか?
<かさこより返信>
安田さんには日本語能力がないようですが
今それを指摘したところで仕方がありませんのでそれはいいです。
自分は避難担当者だから関係ない、主催者に聞けということであれば
主催者の担当者の連絡先を教えていただければと思います。
ちなみに安田さんは津波被害エリアに泊まっていて
危険とは思わないのでしょうか?素朴な疑問です。
花火大会主催時だけでなく
FKPは津波被害のあった家に宿泊しているかと思いますが
ボランティアの安全はどう考えているのでしょう?
安田さんは避難誘導隊じゃないからわからないですかね?
<安田さんより返信>
>自分は避難担当者だから関係ない、
主催者に聞けということであれば
主催者の担当者の連絡先を教えていただければと思います
↑これ、ちょっと意味がよく分からないのですが・・・
私、避難担当者じゃないですよー。
私の方にも文法の間違えを見つけて下さったみたいで
ご親切にありがとうございます。^.^
失礼ですがかさこさんとのやりとりにはあまり真剣に取り組めなくて。。^^;
どうもその価値があるようには思えないので
どこか片手間になっちゃってることをご了承くださいね。
ちょっと仕事も忙しいのであまり時間もエネルギーも
このやりとりにはあまり費やしたくないんです。
かさこさんの方はせっかくお知恵を絞って
あの手この手で躍起になっていらっしゃるというのにごめんなさいね。
そんな訳でたぶんこれからもちょこちょこ
誤字脱字、乱文、グラマティカリーな間違えなどなど有ると思います。
先に言っておきますね。
でもまあ、お陰さまで普段の生活で日本語に困った経験は無いのでご心配なく。^^
それから「関係無い」とか私どこかに打ちましたっけ??
ちょっと記憶になくて。。^_^
探すのも面倒なのでコピペで示していただけるとありがたいです♪
災害からの避難にはモチロン全員が関係すると思いますよ。
災害時には全員で避難するわけですからー。
主催側の担当者に直接訊くべきだと思ったのは、
全部を詳しく正確に把握している人物からの方が
かさこさんが間違いの無い情報を入手できると考えているからなのですよ。
理解できます?
でもまあ、きっと津波の可能性があればサイレンが鳴りますから
勿論危険と感じるでしょうし津波が到達する前に逃げるなど、
全力で最善を尽くすでしょうねぇ。
担当者の連絡先は個人情報になるのでご本人に承諾頂いてからメールで送りますね。
かさこさんの疑問が早く晴れるといいですねー。
ボランティア保険には殆どの参加者が加入していると思いますよ。
普段からツアーの取り仕切り役から勧められておりますし。
機会があればツアーの時にでも皆に訊いてみますね。
危険かどうか・・・。
私個人がどう思うか、ですか?んー。。
人生って色んな危険がいっぱいですよね。
かさこさんが明日東京で交通事故には
絶対に遭わないだなんて保証だってどこにも無いんですもの。
ところでかさこさん、何をそんなにムキになっていらっしゃるのかしら?
よほどお辛いご経験でもされたのでしょうか?
一度専門医に診断を受けるか心理カウンセリングを受けられる事をおススメ致します。
と、かさこさんとはディスカッションを続ける価値が
あまりあるとは思えないのでこの辺で失礼しますね。
時間は有意義に使いたいので。あしからず。
・・・・・
ちなみに後半、私が問題にしているのは、
久ノ浜の清掃活動をしているFKPは、
ボランティアを津波被害のあった海すぐそばにある家を宿にしていること。
ボランティアがそんなところに泊まって危ないのでは?
また8月27日に行われた花火大会では、この場所では入らず、
海沿いで1階が津波被害にあった海が目の前の、
工事中の民宿に50人近いボランティアを宿泊させているが危なくないのか?
という指摘をしている。
3.11以降、余震は福島、特にいわき市が圧倒的に多い。
津波被害で地盤沈下し、海沿いの家はなくなり、
防波堤もない状態で、
ボランティアだから自己責任といいたいのかもしれないが、
復興支援の二次被害が起きかねない場所に泊めてもいいのか?
それで一体、何か復興活動なのだろう?
ちなみに私は何度か諏訪神社に泊まればいい、
といわれているが遠慮している。
こんな危ないところに泊まりたくないからだ。
ましてや8月取材時にはインターンシップの大学生を連れてきている。
いくら「自己責任」といったところで、
被災地に連れて行く主催者が、
連れて行く人の安全に配慮することは当然だと思うが、
FKPにはそういう感覚はなく、平然と海沿いの場所に泊まっている。
しかし彼女は、東京での交通事故と隅田川での津波の可能性を引き合いに、
ボランティアたちの安全をどう考えているのかについては、
答えていただけなかった。
※ちなみに安田さんのコメントについては、
はじめはレスすることなく、スルーしていた。
この手のネット上のやりとりは、
非生産的な応酬のし合いになるだけだし、
時間の無駄だと思っていたからだ。
ところがある人から、
レスを無視しているといわれ、
致し方がなくコメント返しをしたが、
見ての通りの子供じみた応酬のし合いになっている。
それにしてもこんなにも長文のコメントで反論するぐらいなら、
堂々と自分の活動を誤解なきよう、
ブログで広く世の中に発信すればいいわけだ。
「私はこう思います」
と一言書いて、ブログのリンクを張っておけばいい。
そしたら他の人もこの問題についてどう思うか、
情報共有ができるからだ。
長文コメント反論する人に限って、
自分のブログがなく、
仲間内のSNSだけで批判なしで、
お互いに褒め殺ししあうような場で、
予定調和を楽しんでいる。
結局、オープンにネットで自分の意見を発信できないのは、
自分の活動や意見に自信がなく、責任を持ちたくないからだろう。
ただFKPの名誉のために言っておくが、
同じFKPでもこの記事を「中傷」などといわず、
「いいね!」ボタンを押している人もいるし、
「ボランティア活動をする者として
常に自分の気持ちの押し付けや自己満足にならぬよう
気をつけているつもりですが、
改めて気持ちを戒めるとてもよい機会になりました。」
とコメントしている人もいる。