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ご縁のある人

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写真のちょっとあやしげな風貌のお三方は、
みなさん写真家でございます。
2/7まで銀座で写真展をやっていると聞き、
写真展初日行ってきた。
私も写真を撮ることを生業としているわけだけど、
このお三方の写真を見たけど、すごくいいです!

写真展を知ったきっかけは、
写真右の菱山忠浩さんと知り合いだったから。
菱山さんとは今から10年前に、
基本は外国人禁止エリアの、
チベットのサムイエ村の食堂で出会った。

外国人禁止エリアとはいえ、
この日もサムイエ寺を見に、
多くの外国人が訪れていたが、
中国公安が見回りにきて、
見つかった人は罰金を支払うためになった。
私はチベット僧の部屋で、
チベット僧とおしゃべりしていたので、
見つからずに済んだのだが。

サムイエで知り合った菱山さんとは、
チベットからネパールまでの道中をともにした。
ネパールのカトマンズに到着すると、
うまいイタリアンやステーキを食べたりして、
カトマンズで別れたのだが、
日本帰国後もたびたび会うきっかけがあり、
写真のことなどいろいろと情報交換していた。

菱山さんの展示写真は、海外の風景が主。
日本では見られないような、
素晴らしい風景、厳しい自然風景が、
どこか人の生活とリンクしていることが感じられる写真が多い。
ただきれいな風景写真ならいっぱいあるけど、
菱山さんの風景写真にはそこに、
プラスアルファのものが感じられるから、
見ていて世界の広がりが感じられる。

また個人的には菱山さんと短期間ではあるが、
旅をともにしたことがあるので、
菱山さんがこのような風景を撮影に至るまでの道程が想像でき、
とても興味深く、見ていた。

写真真ん中の方は小松健一さん。
写真集など著書多数の大家といっていい人なんだけど、
写真の通り、実にユーモラスな風貌で、
気さくな感じの人だった。

小松さんの経歴を見て、私がすぐに食いついたのがムスタン!
私がなんとしてでも行きたい場所と思っているのがムスタン。
よくインターネットや交通手段の発展から、
「世界に秘境なんかもはやない」みたいに言う人がいるが、
それはあまり海外に行ったことがない人の、
非常に観念的な言葉だと思う。

ムスタン。ネパールの奥地のチベット文化圏。
毎年入場者数の制限もあり、
奥地のため旅行するには1日200ドル以上かかるとも言われる。
私は行きたいと思ったところへは、
チベットでもラダックでもひょいっと行くけど、
このムスタンだけはそうも行かない場所なのだ。

そんな世界の秘境ともいうべきムスタンに、
小松さんは20年前から毎年のように行っているという。
いやー、すごい。
それだけですごい。
ムスタンの写真集が展示会場に展示されていて見たけど、
ますます行きたくなった。

小松さんの展示写真は中国。
どの写真も生活感があって人の息吹が感じられる。
そして何枚も見ていると、
ものすごくノスタルジーを駆り立てられる。
そんな親しみやすい写真が多い。

そして写真左の長髪の方が塩崎亨さん。
プロフィールによると以前は3Dデザイナーをしていたせいか、
同じく写真は海外のものなんだけど、
どの写真もアートな感じが漂ってくる。

多分、誰しもが目にしている風景。
意識せず無意識に通り過ぎてしまっている風景。
そんな日常の一瞬の非日常性を切り取って、
写真という形で写し取っている。
日常の盲点をつかれたような、
はっとした写真が多く、
センスの良さというか視点の良さがすごく感じられる。

それでいてこういう写真にありがちな、
かっこつけてるだけで意味不明みたいなことがなく、
アートなんだけど偉ぶっていないというか、
誰が見ても親しみやすさを感じられるというか、
そういう「ポップ」な感じがとてもいい。

いい写真を見せられるとすごく刺激になる。
特に私は写真を撮っているだけに、
お三方の素晴らしい写真を見せられると、
私ももっとがんばらなくっちゃと思った。
いつかこのお三方の誰かと一緒に、
写真展ができればななんて思いながら、
いい刺激を受けて帰ってきました。

というわけで入場無料ですので、
もしご興味のある方は見に行ってみてください。

日時:1/26~2/7
(平日10~19時、土曜10~17時、日曜休み)
場所:東京都中央区銀座2-9-14銀座ビル1階
フォトアート銀座 写真展「風」vol.1

・トークショー(プロ写真家ってなんだ)
1月31日(土)13:30~15:00
小松健一・菱山忠浩・塩崎亨

by kasakoblog | 2009-01-28 00:51

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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