国民がデマなのか?東電がデマなのか?
2011年 12月 03日
という記事が出ていて唖然とした。
まるで、デマ拡散している国民が悪いと言わんばかりの論調だ。
はっ?冗談言ってるんですか?
じゃあ東電のこの報告はデマではないんですか?
東電、地震での原発設備損傷を否定
「想定外の津波で全電源が喪失し、
原子炉を冷却できなかったことが事故の原因と結論づけた」
これがデマ=政治的な目的で、意図的に流す扇動的かつ虚偽の情報ですよね?
というかデマというか詐欺、偽証、嘘つきですよね?
だって東電は2008年に福島原発に15mの津波が来ることを想定していた。
しかもまるで東日本大震災を予知したかのごとく、
震災の4日前に、福島第一原発に、
高さ10メートルを超える津波が来る可能性を原子力安全・保安院に報告していた。
それで「想定外の津波のせいで事故が起きた」。
これこそデマでしょう。
デマといえば事故当初からメルトダウンはしていないと、
虚偽の情報を流し続け、多くの日本人に被曝させた。
これは明らかな事実。
しかし震災当初はウソをつき通した。
国民の間に「デマ」が広まるのは、
真実を報道しないから。
だから憶測が広がり、実害と風評被害が広がる。
福島第1原発の吉田昌郎所長が病気のため退任した、
「被ばくとは関係ない」といいながら、
病名も被ばく線量も公表しない。
公表しないから「デマ」が広がるんでしょう?
どう考えてもおかしいじゃないですか。
関係ないなら病名も線量も言えばいい。
というか普通に考えて原発の所長が、
このタイミングで病気になって、
むしろ被ばくと関係がないという方が不自然で、
別に所長が被ばくしたせいで病気になりましたと言ったところで、
誰も驚きはしない。
しかしそれを隠す。
だから「デマ」が広がるんです。
そもそも「原発周辺の魚食べ死亡」がデマと言い切れるのだろうか?
福島県は福島産の米の「安全宣言」を出した後、
県内各地のコメから国の暫定基準値を超す、
放射性セシウムが相次いで検出された。
安全宣言出した後に、大波地区でも超えてました、
伊達市も超えてました、渡利地区も超えてました。
ならば県が出した安全宣言はデマだったということでしょう。
ちゃんと検査しない。
不都合な事実は隠そうとする。
うやむやにして金を得るために、
市場に物を出しちゃう。
そういう状況がバレちゃっているから、
国民の憶測が肥大化して流布するんです。
しかも「国民のデマ」と「東電の報告」「政府の報告」「メディアの報道」の、
どちらが正しいかは微妙なところだ。
「国民のデマ」の方が正しいことだって多いだろう。
メルトダウンしていないというデマもそうだし。
「誤った事実に基づく噂が広がる背景には、
情報が精査されないまま拡散される現状がある。
風評被害の拡大や復興の妨げにつながりかねない」
情報が精査されないまま虚偽の情報を拡散しているのは、
国民じゃなく東電と政府と既存メディアでしょう。
未だに想定外の津波のせいだったなんて、
信じられない嘘の報告をしている。
風評被害の拡大や復興の妨げをしているのは、
「デマ」を流している国民ではなく、
デマを流している東電・政府・メディアのせいでしょう。
そもそも福島の放射能汚染は風評被害ではない。
事実だ。
風評被害という言葉で国民の同情心に訴え、
一部のバカな国民が「福島を助けよう!」なんていって、
率先して被ばくを拡大している。
これは実害だ。
メディアが被ばくの事実を過小評価する、
おハコのパターンがある。
「牛肉から規制超の放射能物質が出たけど問題はない。
なぜなら毎日牛肉を大量に食べる人なんていないでしょ?」
しかし被ばくは足し算だ。
メディアの言う通り、牛肉だけ食べている人なんていない。
牛肉から今までの2倍の放射性物質が検出されました。
でも微量だから問題はありません。
大気中の放射線量が今までの2倍になりました。
でも微量だから問題はありません。
放射性物質が含まれた花粉がとんできます。
でも微量だから問題はありません。
コメから今までの2倍の放射性物質が検出されました。
でも微量だから問題はありません。
魚から今までの2倍の放射性物質が検出されました。
でも微量だから問題はありません。
野菜から今までの2倍の放射性物質が検出されました。
でも微量だから問題はありません。
1品目だけをとらえて「微量」だし、
「毎日大量に食べるわけじゃない」から大丈夫だと言われても、
全部が2倍になっていたら、足し算なんだから、
被ばく量は2倍になって、それでも大丈夫なんですか?という話。
トータルで考えなければわからないのに、
コメは微量だからとか牛肉は微量だからとか、
単品ごとの問題にすりかえて誤魔化している。
そうした誤魔化しは一部の国民はわかっている。
そうした中で所長の病名は公表しないとか、
原発の賛否を問う通販雑誌「通販生活」のCM放送が、
テレビ朝日が断ったとか、
15mの津波を想定していながら、
事故が起きたのは想定外の津波のせいだと、
未だに「デマ」を言い続けているから、
余計に何か重大なことが隠されているのではないかという、
国民の不安が高まり、様々な憶測が流れ、
結果、国民自身がどの情報を信じたらいいか、
わからない状況になっている。
デマが起きるのは国民のせいではない。
事実をありのままに報告しないからだ。
東電や政府やメディアが原発のデマを流し続ける限り、
国民の「デマ」はより誇大なものになるだろう。
結果、日本人全員が損をする。誰もトクしない。
日本のことを思うのなら、事実を事実のまま公表することだ。
今は「国民のデマ」の方がはるかに事実に近い、
という状況ではないだろうか。
・マスコミの虚偽については、私も執筆している、
11/29発売の撃論ムックシリーズ「利権マスコミの真実」なども、
参考になるかもしれません。
