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守りに入るから守れない~震災・年金不安の貯蓄志向の限界

「冬ボーナス、将来不安で貯蓄志向強まる」
「震災の影響でボーナスを投資から貯蓄志向へ回帰」
「ボーナス、増えても半数が安心できない」

不安から守りに入る傾向が鮮明だが、
はっきりいって、
守りに入ったら、守るべきものも守れない。
いずれ「失点」しまう。
どこかで攻めて「勝ち」にいかなければ、
ますます不安な将来になるだろう。
ようは、こんな不透明で先行き不安な時代だからこそ、
守り一辺倒になるのではなく、
攻めも取り入れないと守れないという話だ。

最低限の貯蓄は必要だ。
しかし貯蓄だけでは生活は守れない。
一部のお金は投資に回す。
投資といっても株式や債券や不動産やコモディティや為替なんて、
そんなものに投資はしない方がいい。
なぜなら本当の100年に1度の危機が2012年にやってきて、
株式も債券も通貨も紙くず同然になり、
不動産やコモディティも換金売りで暴落する可能性があるからだ。

将来不安な今こそ、一部の資金を自分に投資すべきだ。
どんな時代になっても食べていける、
技能や知識を身につけることにお金を使い、
またそのための道具や設備に投資する。

魚をあげるんじゃなく魚の釣り方を教えよ。
ストーブをあげるんじゃなくミシンをあげよ。
お金を寄付するんじゃなく、仕事の道具を貸し付けろ。
上記は自立支援の鉄則だが、
それは普段の私たちの生活にもあてはまる。

いくら魚(お金)をためこんだって、
その魚(お金)が尽きてしまったら終わり。
ならば、今のうちに魚がとれる(お金を稼げる)道具を買ったり、
魚がとれる(お金を稼げる)技能を身につけるために投資する。
これこそが本来の将来不安に対する備えだ。
ひたすら貯蓄して金を死蔵させても将来不安の気休めにしかならない。
そもそも日本みたいな大借金国はハイパーインフレになって、
100円のジュースが1万円になるみたいな、
アホみたいな物価上昇が起きたら、
今までせこせこためた貯金なんて紙くず同然になる。
本当の将来不安には貯蓄では備えられないのだ。

日本人はあまりに保守的すぎる。
守り一辺倒だったら絶対に勝てない。
いつか我慢しきれず負けてしまう。
やはりどこかで攻めもしないと、
守りすらできなくなる。

私事でいえば、昨年20万円かけて、
「かさこマガジン」という16ページの冊子を1000部作成した。
それは普段ブログを読んでいただいている読者の方や、
友人・知人の感謝の気持ちを込めた、
特大版年賀状という意味合いもあったが、
それ以上に、ここ数年ずっと担当していた、
写真集シリーズが終わりになるので、
次の新しい仕事を見つけるための営業ツールという意味合いもあった。

仕事が減って収入が減りそうな今こそ、
20万円、投資し、自分紹介冊子を作って、営業見込み先にまく。
結果、今年は新しい仕事がとれ、
20万円かけた以上の収入を得ることができた。

もしそこで冊子も作らず、ただ20万円貯めただけだったら、
新しい仕事は入ってこなくなり、ジリ貧になるだけだ。
将来不安だと思ったら、そんな時こそ、
知恵を絞って自分に投資をすべきだと思う。

守りに入るから守れない。
守りだけでなく今こそ攻めの一手も考えたい。

※そんなわけで今年も年賀状代わりと、
さらにパワーアップした営業ツールとして、
ページ数倍増32ページの「かさこマガジン2」を、
25万円ぐらいかけて制作中です。
今年は読者の方もぐんと増えたこともあり、
1000部予定でしたが1300部に変更することにしました。

300部増やした分、ミニ写真集「かさこマガジン2」に余裕はありますので、
欲しい方は遠慮なくメールください。無料で年末年始頃にお送りします。
ご希望の方は、郵便番号、住所、名前を下記メールにお送りください。
kasakotaka@hotmail.com
※以前に「1」を希望した方はメールいただかなくてもお送りいたします。
※遠慮せずお申込ください!

・前回のかさこマガジン1
http://www.kasako.com/works.files/kasakomz1.pdf

by kasakoblog | 2011-12-07 02:04 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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