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好きを仕事にするには

徹底してこだわる。
以上。
さすれば「好き」=趣味は仕事になる。

仕事をするならイヤなことより好きなことをした方が、
働いている本人も、そのサービスを受ける側も両方幸せだ。
イヤイヤ仕事をしている人から、
いいサービスやいい商品なんか生まれるわけがないわけで、
仕事はイヤだけど仕方なくしているというのは、
ある意味では客に失礼だ。

よし、じゃあ好きを仕事にしよう!と、
旅が好きだからトラベルライターにとか、
ケーキが好きだからケーキ屋さんにとか、
まず安直に考えてみる。

しかし多くの人は、好きを仕事にできない。
そして決まってこういうのだ。
「現実は甘くない。好きなんて仕事にできるわけがない」と。

好きを仕事にできない理由は簡単だ。
好きの程度が甘いのである。
どこにでもいる趣味程度の好きでは仕事にできるわけがない。
それがわかっていないのだ。

たとえばラーメンが好きだから、
ラーメン関連で仕事をしたいと思った人がいたとしよう。
「私はラーメンが大好きで週2回ぐらいは必ずラーメン食べてます!」

で、神奈川でおいしいラーメン店を10軒上げてください。
大阪でおいしいラーメン店を10軒上げてください。
渋谷で夜中まで営業しているラーメン屋を教えてください。
池袋でおいしいつけ麺屋を教えてください。
佐野ラーメンってどんなラーメンなのか教えてください。

って言われて即答できるか?
いくらラーメンが好きでも、
上記の質問すべてに即答できる人はそんなにいないはず。

だから、その程度の好きでは仕事にならないのだ。
好きの程度が甘いから。

何かを好き人なんていっぱいいるわけで、
そのなかで誰よりもそのことについて、
いろんなこと知っていないと、
残念ながらどこにでもいる「~好き」に過ぎず、
その程度ではどこにでもいるんだから、
ようはただの趣味。仕事になんかならない。

でも上記のような質問にぱぱぱっと答えられるぐらい、
好きだから徹底してこだわって、調査していれば、
それは仕事にできる可能性が格段とアップする。
だってラーメンが好きな人はいっぱいいて、
いろんな情報を求めているわけだから。

結局、好きを仕事にできない多くのパターンは、
好きの度合いがどこにでもいる程度だからという場合が多い。
そんなに好きなら、そのことについて詳しいだろうし、
そのことについて日々、調べたり実地に行ったりしているだろうし、
好きを徹底していれば、その道の「プロ」として、
いろんな形で仕事にできるだろう。

徹底して調査する、こだわる、
という意味では数も大事だ。

ラーメン好きが2人いたとしよう。
1人はこれまで100店のラーメン屋に行ったことがあります。
もう1人はこれまで1000店のラーメン屋に行ったことがあります。
おいしいラーメン屋を聞きたいと思った時、
どちらがより詳しく知っていると思うか。
まず普通は1000店行ったことがある人の方だろう。
好きなら他人より多くの数をこなしていることも重要だ。

ただここで注意しなければならないのは、
自分が楽しむためだけのこだわりだと、
いくら好きを徹底していても、
仕事になる可能性は低くなるということだ。

たとえばラーメンでいうなら、
オレはとんこつラーメンしか好きじゃないから、
とんこつしか食べないということなら、
ラーメンという分野では狭くなるし、
仕事になるチャンスは少なくなるだろう。
仕事になるということは他人からお金をもらうことであり、
他人がお金を出してまで欲しいことをしなければ、
ビジネスにはなりにくい。
狭い分野で極めることももちろん大事だし、
それでも仕事になる可能性は十分にあるが、
ラーメン好きが知りたいのは、
とんこつだけに限った話ではないだろうから、
仕事になるには「ラーメン全般」を知っていた方が、
有利になることは間違いない。

その辺は、自分の好きなことと世の中から求められていることが、
どこまで一致させられるかということになり、
その一致できる範囲が広ければ広いほど、
仕事になる=お金をもらえる機会は増えることになる。

仕事をするなら好きなことをした方がいい。
でも中途半端な好きなことではダメ。
徹底してこだわらないと。

それは仕事という義務感や、
なんとなく好きという漠然とした思いでは絶対に続かない。
金になろうがなるまいが、
好きで好きで仕方がなくて、
寝る間も惜しんで熱中し、
金をもらわなくても勝手に調べてしまうような、
そんな本当の好き=情熱がないとダメだろう。

もしそれほど好きなことがあったら、
1:それを世に発表・発信すること
2:それを仕事に変えていく営業努力をすること
をすれば、好きが仕事になるだろう。

そこまで好きなことがあるのか。
頭の中からひねりだした「好き」ではなく、
本当の好きを見つけることができれば、
きっとそれは仕事になると私は思う。

だから自分の気持ちをごまかさないで、
本当に好きなことに正直に向き合っていった方が、
後々絶対にいい。
そもそもそれだけの好きなことがあれば、
お金がもらえるもらえないに関わらず、
毎日が楽しいだろうから。

いつ大地震や大災害が起きるかもしれず、
世界経済破滅が起きるかもしれない、
激動の時代に生きるのだから、
つまらないことに時間を使うのはもったいないと思う。

by kasakoblog | 2011-12-08 23:05 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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