インプットしたらアウトプットを

セミナー、講演、朝会、自己啓発本好きの人っている。
とにかくインプットを増やそうってことに必死になっている人。
インプットは大事だが、それにも増して、
インプットしたことはちゃんと自分で消化し、
アウトプットしないと身にならない。

ただインプットするだけで頭には入るけど、
聞いただけでメモもしない、どんな話かまとめてもみない、
言われたことを実践に移して行動しないのでは、
どれだけインプットしてもあまり意味はない。

私は2000年2月からほぼ毎日のようにブログを更新している。
よくある質問は「毎日なんてネタがつきないんですか」ということ。
はじめの頃はネタがつきて、
でも毎日更新しなきゃと苦肉の日記も多かった。

最近はまったくそういうことはない。
むしろ取材や情報収集、撮影したインプットを、
アウトプットできないままになっているものが多い。

特に昨年は被災地取材という、
これまでにないフィールドワークが加わったこともあり、
インプットしたものをブログにすべてアウトプットできずにいて、
自分の中で消化不良に陥っている。
ちゃんとすべてをアウトプットしなきゃと思っている。
インプットって単なる素材に過ぎないわけで、
アウトプットをしようと思うと、
その素材に対して自分なりの味付けとか調理法とかを探し、
そこではじめてインプットしたことが、
自分の骨となり肉となるのかなと。
Webにアップしておけば、自分の備忘録にもなるし。

「備忘録」というと消極的に聞こえるかもしれないが、
セミナーいったり本読んだりしても、
その場で「ふ~ん」と思っても、
ちゃんと「記録」に残さないと記憶は風化してしまう。
自分で書いたのを読み直せば「なるほど!」と思い返せる。

私の中で昨年、取材や撮影したにもかかわらず、
まだWebにアップしきれていないのは、
旅行系のものが多いが、被災地関連のものも多い。

被災地に行くともう1日2日で膨大な濃い情報量が押し寄せてくる。
帰ってきてすぐにその取材をもとに、
記事を起こしているが、すべてがおっつかず、
時期を逃してしまうと、今、アップするのも変だよな、
とか思って、お蔵入りのままになってしまったり。

でも日本中、どこにいても大地震が起きる可能性があり、
かつ今も原発被害が続いている今、
アウトプットしきれていない情報も、
逆に時が経てば貴重な記録になることもある。
過去の記録は未来を生き抜くヒントにもなる。
だからこそアウトプットすることが必要だ。

当初、福島いわき市の避難所に焦点を絞って、
書籍にしようという話もあって、
そのためにそこにいた被災者約10世帯に、
インタビューしたりもしていたが、
被災地ではない読者がこの本を買うとしたら、
あまりにも個別の特定の避難所に限定され過ぎていて、
いつかくる災害対応には役立ちにくいかなとも思ったりもした。

また発表する時期も大事で、
Webのようなリアルタイム性、速報性がある方が、
多くの読者のためになるということもあり、
書籍はやめてWebに集中した。

ただあの震災から1年が過ぎようとしていて、
いわきの避難所に限定せず、膨大に取材した内容を、
アップし切れていない部分も含め、
改めて整理して、できれば本にしようかと考えている。

Webで読んだ記事が主体となるので、
Webで読んでいる人にとっては一度読んだ内容かもしれないが、
もう一度全体を見渡し、整理しなおすことで、
また違って見えてくるものもあるかなと。

それが私の職業として、
何度も被災地に行ったことに対する、
責務というか支援というか意義なんだとも思うし。

できれば311に合わせて本が出せればいい。
ただマスコミ業界では、
被災地ネタはもう興味がない人が多く、
視聴率がとれないとか売れないとの話もあるので、
どうなるかわからないが、
記録として残しておくことで、
少しでも現状の震災対応や未来の災害対応に、
役立てるようになればと思います。

そんなわけでしばしインプットより、
昨年インプットしなおしたものを、
整理することに時間を多めに割きたいと考えています。
もし出版ともなればお知らせします。

by kasakoblog | 2012-01-25 00:55 | 働き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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