サッカー部に入れなかったのにJリーガーに!~元Jリーガー林一章インタビュー
2012年 01月 29日
サッカー部の入部を拒否された。
大きな挫折を味わい、はじめは遊び歩いていた。
しかし遊んでも遊んでも楽しくない。
ただ虚しさがつのるだけ。
なぜならやりたいサッカーができないから。
心を入れかえ、サッカーをしようと、
友人と河原でボールを蹴ったりしていたが、
そんなことではJリーガーになんかなれるわけはない。
そこで林一章さんは思い切った決断をした。
単身ブラジルに渡ろうと。
どうやってサッカー留学したらよいかもわからず、
とりあえずブラジル大使館を突撃訪問。
そこでサッカーができるところを紹介してもらい、
大学3年生の時に休学し、
1年半、ブラジルでサッカー三昧の毎日を送った。
「言葉もわからない異国の地で、
朝から晩までサッカー漬け。
その話をすると、つらかったのではないか?
と言われるが、好きなサッカーができることが何より幸せだった。
東京で遊び歩いている時よりよほど楽しい。
なぜならサッカー選手になりたいという、
目標に向かって進んでいるから」
と林さんは言う。
サッカーがほとんどできなかった、
大学3年間のブランクを埋めるように、
サッカーに打ち込んだ甲斐あり、
ブラジルでの活躍が認められ、
帰国後、Jリーグのチームに入れることに決まったのだ。
大学のサッカー部に入部できない人でもJリーガーになれる。
なんと素晴らしい人生のお手本だろう。
「夢なんか叶うわけがない」とあきらめている人は、
林さんのような人がいることを覚えておきたい。
こんな逆境に追い込まれても、
あきらめず夢への道を追い求めれば、
奇跡の逆転勝利も可能なのだと。
いや、むしろ思う。
彼がJリーガーになれたのは、
大学のサッカー部の入学を断られたからではないか。
もし彼が何の苦労もなく入部していたら、
サッカーができない悔しさもなく、
なんとなくサッカーをやって、
それで終わっていたかもしれない。
サッカーができない悔しさを知ったからこそ、
そのエネルギーが蓄積し、
何が何でもJリーガーになってやる、
というプラスのモチベーションに変わったのではないか。
夢を叶えた人たちの多くは、
運がいいというよりむしろ運が悪いというか、
かなりのピンチに追い込まれていることが多い。
しかしそのピンチをどう捉えるかで、
人生を好転させる絶好のチャンスになることもあるのだ。
前にブログで紹介した、
イヤな上司のおかげで人生好転した33歳の女性Tさんなどのように。
http://kasakoblog.exblog.jp/16078184/
何かイヤなことがあったり、
急激に売上が減少したりとか、
人生の大きなピンチは、
これからの飛躍につながる、
チャンスにつがなる可能性が高い。
目標をしっかり持ち、
どんなに困難だとしても、
目標を実現する手段を必死に探せば、
必ずや道が開けるはず。
林さんのように、逆境に追い込まれても、
それをはねかえす起死回生の一手を打てば、
Jリーガーになれるわけがないという人でもなれる。
好きなことから逃げず、自分で夢をあきらめず、
夢を実現するための手段を考え、
行動していきたい。
※Jリーガーになった後の林一章さんの人生については、
近日中にブログにアップします。