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脱・個人が犠牲になり組織が優先される社会

日本って生きにくくて、
しかも死ににくい社会でしょ。

先日、名古屋でおもしろい方に会った。
かさこマガジン2を見て、
ぜひ会ってみたいと連絡をくれた方だ。
たまたま名古屋取材があり、
取材後にお会いすることになった。

ただ会った直後から“容赦”のない質問をぶつけられた。
彼「最上位概念から見て、あなたの存在は何ですか?」

?????

しばらく沈黙。
さて、何と答えるべきか。

「社会の変革者になる」と答えた。

彼「社会の変革者とは?」

う~ん、しばらく沈黙。
いやでも初回の質問よりは早く答えられた。

かさこ「社会を良くしたい」

彼「社会が良いって今は何が悪いんですか?」

だんだん唐突だけど本質的な質問攻めにも慣れてきた。

かさこ「生きにくい社会を生きやすくしたい」

彼「何が今の社会は生きにくいんでしょうか?」

かさこ「組織や国家が個人より優先されてしまっていること」

予想外の会話からスタートしたものの、
でも彼の質問は本質を突いていた。
かさこさん、それで一体あんたは何をしたいんだ?
何をめざしているんだ?
何を求めているんだ?ということを問うていたのだろう。

でもこんな風にして質問されて、
あらためて私の活動の原理みたいなものが確認できた。

私が文章を書いているのは、
今の社会が生きにくいと思っているから。
あまりにも非効率・非合理的なことがまかり通っている。
それを打破し、生きやすい社会にしたい。
そのために毎日12年間もブログで文章を書いている。
ネットをする前、サラ金勤め時代には、
今、ブログに書いているようなことを、
ノートに書き綴っていた。

今の社会はおかしい。
もっとよくできるはずだ。
そうなれば自分が生きやすくなり、
他の人も生きやすくなる。
そうなれば今より社会全体が幸せになるはずだ。

別に私は自分を犠牲にして、
他人や社会の幸福のために尽くしたいなんて思ってはいない。
だってそうでしょう。
自分が楽しくなければ、自分が幸せじゃなければ、
他人を楽しませたり、幸せになんかできないでしょう。
私は自分が今の日本社会は生きにくいと感じており、
それを改善したい。
そのために文章や写真という“武器”を使っているに過ぎない。

質問攻めした彼は私の意見と同じく、
「生きにくいだけじゃなく、
日本は死ねない社会、死ににくい社会ですよね」
といわれて確かにそう思った。
自分の最期すら選べず、
自殺はするなとか、痛みを伴う無駄な延命させられるとか。

生きにくい社会の根幹をなしているのは、
彼の質問によって引き出された通り、
企業などの組織や国家が、
個人を犠牲にして成り立っている面があまりに強いこと。

本来、企業も国家も、個人の幸せのために個人が集まり、
社会をよりよくするサービスや商品や仕組みを提供するはず。
ところが今は目的と手段が逆転してしまっている。
借金たれの国家を犠牲にするために個人が犠牲になる。
社員は儲からないのに、経営陣も大変なのに、
とにかく企業という空疎な実態のために、
個人が犠牲になって利益を積み上げることばかり考えている。

でもそれって一体、何のために働いているのか?
なぜサービスや商品を提供しているのか?
何のために国があるのか?
まるっきり本末転倒でしょう。


日本でいちばん大切にしたい会社」の著者、
坂本光司氏の講演を聞いた時のこと。
坂本氏はこう断言した。

「企業は社員のためにある。
客のためでも株主のためでもない。
社員が幸せにならなければ、
絶対にいいサービスやいい商品は提供できず、
結果、客のためにも株主のためにもならないことをする。
だから企業はまず社員を幸せにすることを考えるべきだ。
社員を大事にしている企業は長期的に必ず成長している」と、
抽象的な概念ではなく、具体的な企業名を出して話していたので、
ものすごく説得力があった。

私は個人が犠牲になって組織の利益が追求されるのはおかしいと思う。
組織に属する成員が幸せになってこそ、
はじめて組織も成長し豊かになる。

だから今の日本企業や日本国家はダメなのだ。
組織そのものの短期的利益を優先するあまり、
そこに所属するメンバーに負担を強いすぎる。
これでは日本人が元気をなくし、
結果、企業も国家も破綻する。

このままではいけない。
でもこれを変えるチャンスがやってきた。
SNSを代表とするネットだ。
今やネットツールによって、
個人が組織に対抗できる情報発信能力を得て、
しかも好き勝手につながってしまうことができるようになった。
組織を超えて個が主役になり、
個は1つの組織に隷属することなく、
その時々の活動目的に合わせたゆるやかな集団を、
形成しやすくなってしまった。

今、神田昌典氏の「2022-これから10年、活躍できる人の条件
という本を読み途中だが、そこには会社はなくなると書いてある。
SNSはそれを絵空事ではなく可能にするだろう。
イメージとしては、みんなプロ野球選手とかサッカー選手みたいになるイメージ。
その都度その都度、自分が活躍できる組織に移って、
単年とかで契約する。
しかもそこの組織だけでなく、
複数の組織に属して、さまざまな活動ができる。
そんな時代がまもなくやってくるだろう。
ネットツールが個人を犠牲にして組織が優先される、
生きにくい社会を駆逐しているのだ。

こういう話をすると、
「それでは個人がわがまま放題でまとまらないんじゃないか」
というがそれはどうだろう?
みんな一個人のプロフェッショナルになり、
それぞれがいわばフリーみたいな存在だから、
むしろわがままになるというより、
組織に安住している安心感がないから、
今より真剣に、でも楽しく、
やりがいをもって仕事をするんじゃないか。
でも単に仕事バカになるのではなく、
家庭やプライベートのバランスをとりながら、
クラウドを使って場所や時間に捉われず、
誰かの指示待ちや強制や命令ではなく、
個人が自分の時間割を工夫し、
複数のことを効率よくこなすようになる。

ネットユートピアみたいなことは微塵も思っていないが、
ネットとリアルが融合することで、
個が主役になれる時代がもうまもなく到来する。

でもそんな時代になると困る人間がいる。
組織でごますりしていた人間。
自分の頭では考えられず、
会社や上司の命令だけに忠実な番犬タイプの人間。
個人の実力はないのに組織の看板だけで、
のうのうと生きてきた人間。

だから個が主役になっては困ると、
このような社会にさせまいと、強力な抵抗勢力になる。
しかしネットはもはや組織も国境も越え、
個人同士がつながれてしまう今、
その抵抗は悪あがきに過ぎない。
いつか必ず淘汰されるだろう。

ある意味では厳しい時代でもある。
先生が時間割を立ててくれるわけじゃない。
自分で時間割を組まなければならない。
先生が宿題を出してくれるわけじゃない。
自分で宿題を見つけなければならない。

自立心があり自己管理ができる人にとっては、
これほど生きやすい社会はないが、
依存心が強く自己管理ができない人にとっては、
生きにくい社会になるだろう。

でももう限界だ。
時代は変わった。
社会は変わった。
あなたは変わった?

日本は変わった。
世界は変わる。
あなたは変わった?

私も変わらなければならない。
自立心を持った人が集まる、
個人が主役の社会をつくるために、
私が1つのモデルとなり、
また社会全体を変えていく変革者にならなくてはならない。

だから将来政治家に転身し、
総理大臣になると言っているわけだけど、
今はとにかく私が持っている力、
文章、写真という手段を使って、
社会を少しずつ変えていく活動をしていきたいと思う。

今、安住の組織にすがりつき、
個人の力を磨いておかないと、
火山噴火と大地震をきっかけに、
ハイパーインフレと財政破綻が起きる日本の混乱と、
世界の先進国が同時破綻し、
金融資本主義、借金資本主義が破綻し、
新たな経済体制ができるまでの世界の混乱の中を、
とてもじゃないけど生きてはいけないと思う。

でもその混乱の後に“ユートピア”はある。
今までの社会の腐った歪みや膿が一掃され、
今の時代にあった新しい社会ができるだろう。

国境も国家も会社もなくなるかもしれない。
そんな激動期に私たちは生きている。
それはピンチではなくチャンスだ。
楽しく幸せに生きる絶好の機会だと私は思っている。

by kasakoblog | 2012-01-30 23:43 | 生き方

好きを仕事にするセルフブランディング&ブログ術を教えるかさこ塾主宰。撮影と執筆をこなすカメラマン&ライター。個人活動紹介冊子=セルフマガジン編集者。心に残るメッセージソングライター。


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